散歩中に犬が他人を気にしてしまう理由
1.不安や緊張から警戒している
散歩中に犬が他人を気にしてしまうのは、不安や緊張から警戒しているからです。
周囲に人がいないときは楽しそうに歩いていても、他人が近づくとしっぽが下がったり、歩くスピードが遅くなったりすることがあります。特に怖がりの犬は、不安から吠えてしまうこともあり、場合によっては相手に不快な思いをさせてしまうこともあるでしょう。
また、特定の服装や歩き方の人を苦手とする犬もいます。もし、すれ違うすべての人に対して警戒するようであれば、社会化不足が影響している可能性も考えられます。
2.「かまってもらえるかな?」と期待している
散歩中に犬が他人を気にしてしまうのは、「かまってもらえるかな?」と期待しているからです。
人と交流するのが好きな犬にとって、お散歩は他人との出会いの場でもあります。「こんにちは」と声をかけられるだけで嬉しくなったり、「かわいいね」と褒められることに喜びを感じたりする犬もいるでしょう。
また、犬によっては「撫でてもらいたい」と期待して、すれ違う人をじっと見つめたり、自分から近づこうとしたりすることもあります。
ただし、相手が犬好きとは限らないため、無理に接触させないよう注意しましょう。
他人とすれ違うときはリードを短く持ち、相手から「撫でてもいいですか?」と聞かれたときに、飼い主が対応するのが理想的です。
3. ニオイを嗅いで情報を得たい
散歩中に犬が他人を気にしてしまうのは、ニオイを嗅いで情報を得ようとしているからです。
犬の嗅覚は非常に優れており、空気中に漂うニオイを嗅ぎ分けることができます。視力が人間よりも低いため、目で見るよりもニオイで相手を確認することがほとんどです。
すれ違う人が知らない人なのか、知っている人なのか、男性なのか女性なのか、あるいはほかの犬のニオイがするかどうかなど、さまざまな情報を収集しているのでしょう。
4.「なぜこっちを見てるの?」と不思議に思っている
散歩中に犬が他人を気にしてしまうのは、「なぜこっちを見てるの?」と不思議に思っているからです。
犬好きの人はつい犬をじっと見つめてしまうことがあります。しかし、犬にとってじっと見られることは威圧的に感じられる場合もあります。
他人に見つめられると、犬が警戒してしまったり、逆に興味を持って相手を見つめ返したりすることがあるでしょう。そのような場合は、飼い主がやさしく声をかけて気を逸らしてあげるのも一つの方法です。
まとめ
散歩中に犬が他人を気にしてしまう理由を5つ解説しました。
- 不安や緊張から警戒している
- 「かまってもらえるかな?」と期待している
- ニオイを嗅いで情報を得たい
- 「なぜこっちを見てるの?」と不思議に思っている
もし他人を気にするあまり散歩に集中できないのであれば、人通りの少ない時間帯に散歩するのもおすすめです。吠えたり飛びついたりするリスクも減らせるでしょう。