犬がひと粒ずつドッグフードを食べる理由
1.あまりお腹が空いていないから
犬がひと粒ずつドッグフードを食べるのは、あまりお腹が空いていないからです。
犬がドッグフードを消化するためには、10時間くらい必要だとされています。前回の食事の時間から、あまり時間が経っていない場合、お腹が空きにくい犬もいます。
そのため、ひと粒ずつでも全部食べ終えることができる場合もありますが、食べ残してしまう場合もあります。
ひと粒ずつ食べることを改善したいと考えるのであれば、ごはんを与える時間の感覚をもう少し開けてみてはいかがでしょうか。
2.ドッグフードの粒が大きいから
犬がひと粒ずつドッグフードを食べるのは、ドッグフードの粒が大きいからです。
ドッグフードの粒の大きさは犬の体型によって異なりますが、大型犬だからといって大粒のドッグフードを好むとは限りません。小型犬も同じです。
粒が大きいため、ひと粒ずつ食べている可能性もあります。
この場合の解決策は、今よりも粒の大きさが小さいドッグフードを与えてみることです。実際、粒が小さいと噛みやすく、消化もしやすいというメリットがあります。
まずは、少量から新しいドッグフードに切り替え、犬の反応や食欲、消化状態を観察しましょう。急激な変更は犬の胃腸に負担をかける可能性があるため、徐々に混ぜながら切り替えることが望ましいです。
3.ドッグフードの粒が硬いから
犬がひと粒ずつドッグフードを食べるのは、フードの粒が硬いためかもしれません。
犬によって硬さの好みは異なり、硬いドッグフードを好む犬もいれば、程よい硬さや柔らかいタイプを好む犬もいます。特にシニア犬になると噛む力が弱くなるため、年齢に合ったドッグフードを選ぶことで、ひと粒ずつ食べる習慣が改善されることがあります。
もし改善を考えている場合は、柔らかい“ソフトタイプ”のドッグフードを試してみるのも一つの方法です。また、現在のドッグフードを切り替えられない場合は、お湯をかけてふやかしてから与えることで、食べやすくなるでしょう。
4.ドッグフードの粒の形が噛みづらいから
犬がひと粒ずつドッグフードを食べるのは、粒の形が噛みづらいことが原因かもしれません。
ドッグフードにはさまざまな形状があります。まん丸い粒、薄く平たい粒、細長い粒、四角っぽい粒など、メーカーによって形は異なります。
筆者のポメラニアンの場合、薄い粒のドッグフードは噛みにくいのか、ほとんど噛まずに飲み込んでしまいます。一方で、まん丸い粒はしっかり噛み、カリカリと音を立てながら食べています。
もし愛犬がひと粒ずつ時間をかけて食べることが気になる場合は、現在与えているものとは違う形のドッグフードを試してみるのも一つの方法です。犬の食べやすさに合った形状を見つけることで、よりスムーズに食事ができるようになるかもしれません。
まとめ
犬がひと粒ずつドッグフードを食べる理由を4つ解説しました。
- あまりお腹が空いていないから
- ドッグフードの粒が大きいから
- ドッグフードの粒が硬いから
- ドッグフードの粒の形が噛みづらいから
これらの理由に当てはまりそうな場合は、犬に合ったフードの種類や与え方を工夫することで、食べやすさが改善されるかもしれません。
しかし犬がひと粒ずつドッグフードを食べることは、決して悪いことではありません。喉に詰まらせる心配もありませんし、早食いの防止や消化不良の防止にもなるでしょう。
実際に、筆者のポメラニアンは口の中に入るだけ入れて丸飲みしてしまうタイプのため、13歳の高齢になった今は私の手でひと粒ずつ食べさせていますよ。