犬がしっぽを振って怒っているときの心理4つ 唸ってしまう理由や愛犬の気持ちの見分け方を解説

犬がしっぽを振って怒っているときの心理4つ 唸ってしまう理由や愛犬の気持ちの見分け方を解説

犬がしっぽを振るのは『喜んでいるから』そう思う方は多いはず。実は怒っているときにもしっぽを振ることがあるのです。その理由と愛犬の気持ちの見分け方までをご紹介します。

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犬のしっぽにはさまざまな役割がある!

ジャックラッセルテリアのしっぽ

わたしたちにはない犬特有の部位であるしっぽですが、実はさまざまな役割があることをご存知でしょうか。まずは犬にとってしっぽがどのような役割を担っているのか見てみましょう。

  • 感情表現
  • 体のバランスをとる
  • 体温の維持

言葉の話せない犬は、クンクンと鳴いたり前足でチョンチョンとつついたり…いろいろな方法で自身の気持ちを飼い主さんに伝えます。同じようにしっぽも犬にとって感情をあらわす大事な部位です。しっぽの振り方や速さ、高さによってその感情はまったく変わってきます。

全力疾走や急ブレーキの際にしっぽが体のバランスをとる重要な役割も果たしていますし、寒いときには体温維持のためにしっぽで顔や鼻先を温めることもあります。

犬のしっぽは感情表現の部位として馴染み深いですが、他にも大切な役割を担っているのです。

犬がしっぽを振って怒っているときの心理

興奮状態のシェパード

自分の気持ちを素直にあらわす『しっぽ』ですが、喜んでいるときにしっぽを振るだけではありません。怒っているときにも唸りながらしっぽを振ることもあるのですが、そのときの犬の心理はどういったものなのでしょうか?

1.興奮

犬は興奮すると尻尾を振り、ときには『ヴゥ~』と唸ることもあります。高い位置で小刻みに尻尾を振っているときは、興奮しているあらわれです。

ひとくちに『興奮』といっても、飼い主さんの帰宅で喜び溢れてのシチュエーションもあれば、チャイム音や花火の音などに驚いたり、他の人や犬に対して興奮することもあります。

わたしたちも嬉しいときや怒っているとき、声色やトーンは違えど声を出して感情をあらわします。犬はそれをしっぽで表現します。大切なことは犬の体全体から出る雰囲気から感情を推察することです。

2.執着心

犬はもともと執着心が強い動物です。その対象はごはんやおもちゃであることが多く、安易に手を出すと噛みつかれる事態にもなりかねないほど。

愛犬とおもちゃの引っ張り合いをしているときに唸り声をあげることはありませんか?これは強い執着心のあらわれです。

このような状況で唸りながらしっぽを振っている場合は、興奮をエスカレートさせてはいけません。あえて一呼吸つく時間をつくり愛犬を落ち着かせましょう。

3.威嚇

犬が唸るのは『威嚇している』と捉えることが多いと思います。さらにしっぽを振るのは自分を少しでも大きく見せたいときにする仕草であり、そのときのしっぽはゆっくりと大きく振ることが特徴です。

しっぽを振っているので友好的だと安易に近づくと攻撃される可能性すらあります。威嚇の表現としてしっぽを振る犬は神経質で怖がりな子に多く見られる傾向があります。飼い主さんは愛犬の性格をきちんと把握た上で、他の犬や人と触れ合うようにしましょう。

4.不安や緊張

犬は不安や緊張を感じたときにもしっぽを振ることがあります。例えば、苦手なシャンプーや歯磨きなどのお手入れをするときです。

上目遣いに飼い主さんを見て尻尾を振っていたら「イヤだな…」と思っているサインでしょう。これから苦手なことをする不安と緊張のあらわれですね。

受け入れられない気持ちが強くなると、しっぽを振りながら唸ることも。そんなときは無理強いせず日を改めたりタイミングを図って行うようにしましょう。

嬉しい?怒ってる?愛犬の気持ちを見分けるポイント

しっぽを高くあげるトイプードル

それでは愛犬がしっぽを振っているとき、これはポジティブな気持ちなのか、はたまたネガティブな気持ちなのかを見分けるポイントは何でしょうか。

それは体の緊張状態と表情を見ることです。グッと力が入り強張っていて表情も歯茎が見えるほど唸っている…これは威嚇や強い興奮だといえます。

反対に体も表情もリラックスした様子で、しっぽも低い位置でゆっくり振っている場合は嬉しいなどポジティブな気持ちのあらわれです。

まず覚えておいてほしいことは『怒っている時でも犬はしっぽを振る』ということです。あとは、そのときのシチュエーションも加味し愛犬の気持ちを推察しましょう。

まとめ

しっぽを振る黒い大型犬

愛犬がしっぽを振っていると、つい機嫌が良いと考えてしまいがちですが一概にそうとは言えません。良くも悪くも興奮状態が高まるとしっぽを振り、ときには唸り声もあげます。

愛犬の性格をよく把握し日ごろから観察を怠らないことで、愛犬の気持ちを汲み取れるようになるはずですよ。

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