犬の側にあっても安全な『観葉植物』4つ 万が一食べてしまっても安心な種類とは

犬の側にあっても安全な『観葉植物』4つ 万が一食べてしまっても安心な種類とは

室内に緑があると、気持ちが落ち着き、空間がぐっとおしゃれになります。観葉植物を飾ることで、リラックスした雰囲気を作ることができますが、犬と暮らしていると「この植物は大丈夫かな?」と心配になることもあるでしょう。この記事では、犬と一緒に暮らしている方でも安心して楽しめる観葉植物を紹介します。安全な植物を選ぶことで、愛犬と一緒に快適な暮らしを実現していきましょう。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

犬に安全な観葉植物4選

アレカヤシ

ここでは、犬がいる家庭でも安心して育てられる観葉植物を紹介します。どれも見た目が美しく、お世話がしやすい植物ばかりです。

1.アレカヤシ

アレカヤシは、細く繊細な葉が優雅な雰囲気を演出するヤシの仲間です。犬が葉をかじってしまっても問題なく、ペットフレンドリーな植物として知られています。

アレカヤシは明るい場所を好みますが、直射日光が当たると葉が焼けてしまうため、レースカーテン越しの日差しが最適です。乾燥には弱く、特に冬場は加湿が必要になることもあります。

水やりは土が乾いたらたっぷりと行い、霧吹きで葉に水を与えるとツヤが出ます。成長が早く、大きく育つため、大きめの鉢で育てるのがおすすめです。

2.ホヤ

ホヤは、肉厚な葉が特徴のつる性植物です。つやつやとした葉が可愛らしく、犬がいる家庭でも安心して育てられます。

ホヤは耐陰性があり、室内の明るい日陰でも元気に育ちます。乾燥に強く、水やりの頻度は少なめで問題ありません。土がしっかり乾いてから水を与えるのがポイントです。

つるが伸びるため、吊り鉢で育てるのもよいでしょう。花を咲かせることもあり、可愛らしい星形の花が楽しめますが、開花には十分な日光が必要です。

3.ベビーティアーズ

小さな丸い葉が密集して生えるベビーティアーズは、繊細な見た目が魅力です。犬が近くにいても問題のない植物として人気があります。

ベビーティアーズは湿度の高い環境を好み、乾燥に弱いため、水切れに注意が必要です。土の表面が乾いたら、すぐに水を与えましょう。

明るい日陰で育てるのが理想的で、直射日光に当たると葉が焼けてしまいます。成長が早く、鉢いっぱいに広がるので、こまめに剪定すると形を整えやすくなるでしょう。吊るして育てると、より可愛らしい印象になります。

4.カラテア

カラテアは、個性的な模様が入った葉が魅力的な観葉植物です。種類が豊富で、インテリアとしても人気があります。

直射日光を避け、明るい日陰で管理すると美しい葉色を保ちます。湿度の高い環境を好むため、エアコンの風が直接当たらない場所に置くのがベストです。

水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、乾燥を防ぐために葉水をすると元気に育ちます。葉の模様が魅力的なので、部屋のアクセントとしてもおすすめの植物です。

犬と観葉植物を一緒に楽しむコツ

犬と植木鉢

犬と観葉植物を共存させるためには、植物の配置や育て方に工夫が必要です。犬が植物をかじったり、土を掘り返したりすることを防ぐためのポイントを紹介します。

植物を置く場所の工夫

犬の届かない場所に植物を置くのが基本です。吊り鉢を使ったり、棚の上に置いたりすると、犬がいたずらしにくくなります。特に好奇心旺盛な犬は、床にあるものを口に入れることが多いため、床に直接鉢を置くのは避けるのが無難です。

また、犬がよく過ごすスペースに植物を置く場合は、安全な種類を選びましょう。犬が頻繁にいる場所には、万が一触れても問題のない植物を配置し、高い位置にはデリケートな植物を飾ると安心です。

鉢や土の安全対策

犬は好奇心が強く、鉢の土を掘ったり、鉢自体を倒したりすることがあります。対策として、以下のような工夫が有効です。

  • 重めの鉢を使う:倒れにくい陶器やコンクリート製の鉢がおすすめです。
  • 鉢の上に石やバークチップを敷く:土を掘るのを防ぎ、見た目もおしゃれになります。
  • 高めのスタンドに乗せる:犬が直接触れられないようにすることで、いたずら防止につながります。

また、水やりの際に床が濡れると、犬が滑ってしまうこともあるため、受け皿を使って水が床にこぼれないようにするのも大切です。

犬の興味をそらす方法

犬が植物に興味を持ちすぎないようにするためには、他の遊びやアイテムで気を引くのが効果的です。例えば、噛んでも安全なおもちゃを用意したり、知育玩具で遊ばせたりすることで、植物への興味を減らすことができます。

また、「ダメ」や「ノー」といった言葉でしつけるのも有効ですが、罰ではなく、別のものに注意を向けさせるのがポイントです。植物に近づいたらおやつで誘導し、他の場所で遊ぶ習慣をつけると、自然と興味を示さなくなるでしょう。

まとめ

リビングでくつろぐ犬

犬と一緒に暮らしていても、観葉植物を楽しむことは十分に可能です。ただし、植物の中には犬にとって有害なものもあるため、安全な種類を選ぶことが大切です。

本記事で紹介したアレカヤシ、ホヤ、ベビーティアーズ、カラテアなどは、犬が近くにいても安心して育てることができる観葉植物です。

犬が植物に興味を示しすぎる場合は、遊びやしつけを活用して注意をそらすことも大切です。適切な工夫をすることで、観葉植物と犬が共存できる快適な空間を作ることができるでしょう。

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