犬が『悲しい』と言っているサイン4選 実はツライと感じている可能性も…愛犬にすべき配慮まで

犬が『悲しい』と言っているサイン4選 実はツライと感じている可能性も…愛犬にすべき配慮まで

愛犬が「悲しい」と感じているサインを見逃していませんか?犬は悲しいと感じると、食欲不振や悲しそうに鳴くなどの行動の変化が見られるようになります。今回は、犬が悲しいと感じているときに見せるサインを紹介します。

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1.食欲がなくなる

ご飯に興味なさそうに床に伏せている犬

犬の食欲不振の原因は、単なる体調不良だけでなく、心の状態にも関係しています。犬も人間のように、悲しい、寂しいと感じたり、強いストレスを感じたりすると食欲が落ちてしまうことがあります。

食欲不振の原因が気持ちの問題であれば、時間が解決してくれることも少なくありません。散歩に連れ出す、いっしょに遊ぶなどで気分転換をさせて様子を見てください。

ただし、食欲不振は病気の場合もありますので、いつもと変わった様子が見られる、大好物のおやつも食べようとしないという場合は、必要に応じて動物病院を受診しましょう。

2.しっぽを下げる

犬のしっぽ

犬のしっぽは感情を表現する大切な部分です。普段しっぽを高く上げている犬が、突然しっぽを下げる場合、恐怖や悲しみを感じていることが考えられます。

犬は楽しいとき、うれしいときはしっぽをブンブンと振りますが、悲しいと感じたときは、しっぽが力なく垂れ下がり、表情も暗くなりがちです。しっぽを下げているときは、優しく寄り添い、安心感を与えてあげることが大切です。

犬のしっぽが力なく垂れ下がっているのは、悲しい気持ち以外にも、体調が優れない、ケガをして痛みを感じているといったサインでもあります。体調や体に異常がないかよく観察してあげてください。

3.悲しそうに鳴く

悲しそうな表情で横を向く犬

犬は鳴くことでさまざまな気持ちを伝えます。悲しみもそのひとつで、いつもとは異なる悲しげな鳴き声を発します。

たとえば「クーンクーン」「キュンキュン」といった高めの切なさを感じられる鳴き方です。表情も暗く悲しげに感じられることもあるでしょう。

また飼い主さんの姿が見えないと「ここにいるよ」「そばに来て」と遠吠えのような鳴き方で飼い主さんを呼ぶことも。

いずれにしても、悲しい、寂しいなど飼い主さんにそばにいてほしい、慰めてほしいという気持ちの表れと考えられます。愛犬が悲しそうに鳴いていたら、気持ちに寄り添った対応をしてあげましょう。

4.反応が薄くなる

伏せている犬の横顔

元気に遊んでいたり、飼い主さんに対して積極的に反応したりしていた犬が急に反応が薄くなることがあります。このような行動は、何度も期待を裏切られた犬に見られがちです。

裏切られたと言っても、特別なことではありません。

たとえば愛犬がキッチンにいる飼い主さんを見て、ご飯を期待したのに出てこなかった、着替えをしているのを見て散歩を期待したのに、連れていってもらえなかった、あるいは動物病院に連れていかれたなど意図せずに愛犬を悲しませてしまうこともあるでしょう。

このようなことが何度もあると、犬は次第に期待をしなくなり反応が薄くなります。そして同時に、大好きな飼い主さんに裏切られたという悲しい気持ちも抱えることにもなります。

悲しんでいる愛犬への配慮は?

お手をする犬と男性

愛犬が悲しんでいると感じたら、気持ちを理解して、寄り添ってあげることが大切です。まずは安心してもらうためにも、優しく声をかけながら撫でてあげましょう。

そして愛犬が悲しいと感じている原因を考えてみてください。もし原因に思い当たることがあれば、改善に努めるようにします。

たとえばひとりでお留守番をする寂しさが原因なら、散歩や遊ぶ時間などいっしょに過ごす時間を増やすようにし、同時にお留守番に慣らす訓練をおこないましょう。

散歩や遊びはストレス発散にもなりますので、悲しいときだけでなく、愛犬の気持ちが落ちていると感じるときにもおすすめです。

ただし構いすぎは逆効果になってしまうこともありますので、愛犬の気持ちを尊重し、ほど良い距離感で接するように心がけましょう。

まとめ

頬を寄せ合う犬と女性

犬は言葉を使うことができませんが、行動で感情をしっかりと伝えてくれます。悲しみを感じているサインとして、食欲不振やしっぽを下げる、悲しそうに鳴く、反応が薄くなるといった行動があげられます。

これらのサインを見逃さず、愛犬の心に寄り添った対応をすることで、心のケアができます。愛犬の気持ちを大切にし、最適な配慮をしてあげてくださいね。

なお今回あげたサインは病気の症状の場合もあります。対策をしても改善の兆しが見えない、長引いている、悪化するといった場合は早めに動物病院を受診しましょう。

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