️いつ訪れる?犬の反抗期
反抗期というと、人間の子どものものと思っていませんか?実は、犬にも反抗期があります。
反抗期が訪れるかどうか、またその時期については犬種差や個体差がありますが、おおむね生後半年から1歳すぎくらいまでに反抗期に突入することが多いとされています。
犬の1歳は大体人間の15歳前後と言われていますから、人間の思春期や反抗期の時期とほぼ一致します。
犬の反抗期には下記のような特徴が見られます。
- できていたはずの指示しつけができなくなる
- フードを拒否する
- 唸ったり咬んだり反抗的な態度をとる
- 無駄吠えが増える
️絶対ダメ!反抗期の犬へのNG対応
反抗期を迎えると、今まで素直で従順だった愛犬の突然の変化に戸惑ったりイライラしたりするでしょう。ですが感情のままに以下のような行動をとるのはNGです。反抗期の愛犬への接し方を誤ると、せっかくこれまで築き上げてきた信頼関係に大きな亀裂を生じかねません。
犬の反抗期のときに、飼い主がとってはいけない行動を2つ紹介します。
暴力や過剰な叱責で無理に従わせる
反抗期の犬は思い通りにならないことに加え、その名の通りにあからさまに反抗的な態度をとってくるので、飼い主さんも感情的になりがちです。
しかし過剰な叱責や、嫌がる愛犬を力づくで無理やり動かそうとしたり、殴る・蹴るなどの暴力をふるったりして従わせようとすることは絶対にあってはいけません。これらの行動は、犬の心にトラウマを植え付け、飼い主さんへの信頼を一気に失わせる原因となります。
反抗に負けて要求を通す
一方で、犬の頑固な態度に根負けして要求を通してしまったり、甘やかすことも良くありません。
反抗期の犬の行動の裏には「こんなことをしたら飼い主さんはどうするかな?」「こうしたら自分の要求を通せるかな?」と飼い主さんを試そうとする気持ちがしばしばあります。
そのため、犬の反抗的な態度に飼い主さんが負けてしまうと、「これからもこうすればいいんだ!」という間違った自信につながってしまいます。こうなってしまうと、それまで頑張ってきたしつけの成果も全て水の泡です。
️大人の対応を!反抗期の犬への対処法
愛犬が指示に従わない、反抗的な態度をとってくる場合には、それまでの方針を変えることなく毅然とした態度で接することが大切です。
それでも要求を通そうとしてきたり反抗してくる場合には、無視をしてください。フードを拒否する場合には、フードを片付ける、散歩中や遊びの最中に反抗してきたら散歩や遊びを切り上げるといった対応をしましょう。
「そんなことをしても思い通りにはならないよ」ということをはっきり伝えることが大切です。
️まとめ
犬の反抗期も人間の子供の反抗期と同様、成長による自我の芽生えやホルモンバランスの変化による生理的に避けられないものです。
これまでの愛犬との関わり方が悪かったのでは、と過剰に悩む必要はありません。辛い時期ではありますが、その時期を乗り越えることで愛犬との本当の良い関係が築けると思い、根気強く向き合いましょう。