興奮している犬を落ち着かせる方法
犬は興奮しやすい動物です。嬉しいときも楽しいときも興奮しますし、緊張しているときや怖がっているときにも興奮します。
筆者の家で飼っている愛犬には持病があり、興奮することで咳やチアノーゼなどの症状が出ることがあります。これらの症状は命にも関わることなので、興奮させないことを意識して生活しています。
また、犬の興奮には何かとトラブルがつきものです。犬自身が怪我をしやすくなりますし、飼い主が怪我を負うこともあります。さらに、他人や他犬を巻き込んでしまうこともあります。
- なぜ興奮するのか
- どんなときに興奮するのか
- 興奮する対象はなにか
愛犬が興奮するときは、このようなことを把握しておきましょう。そして、愛犬にはどのような興奮を抑える方法や落ち着かせる方法が有効的なのかも探っておくことが大切です。
1.飼い主が堂々とした態度で冷静に対応すること
愛犬が興奮したとき、飼い主まで焦って興奮して対応してしまうことがよくあります。これは、愛犬の興奮した気持ちをさらに高めてしまう恐れのある行為です。
たとえば、飼い主が帰宅したときに嬉しさから大興奮してしまうことがあるかと思います。ぴょんぴょん飛び跳ねていませんか?この時に、滑ったり転倒したりしたことはありませんか?
脱臼や骨折などの大怪我を負う恐れが非常に高いです。
飼い主も愛犬の姿を見て嬉しくて興奮する気持ちがあるかと思いますが、立ったまま対応するよりは愛犬の目の前にしゃがんだり座ったりし、落ち着いた態度で対応するようにしましょう。
2.ハウスをさせること
犬が興奮するシチュエーションと言えば、インターホンのチャイム音が鳴ったときです。
大興奮で激しく吠えることがありますし、家の中をウロウロと歩き回ることもあります。人見知りや臆病な犬の場合、訪問者に対して威嚇をしたり、飛びかかろうとしたりする犬もいるでしょう。
このような時は、「ハウス」をさせることで落ち着かせましょう。
まずは、ハウスのしつけをしなければなりません。大切なことは、「ケージの中は安全で安心できる場所なんだ」ということを教え、犬によく理解してもらうことです。
短期間では難しい場合もありますが、ハウスのしつけにチャレンジしてみましょう。子犬のときからトレーニングしておくと、成犬になった後の興奮にも対応しやすいです。
3.その場でマテをさせること
犬が興奮すると、せわしなく動き回ってしまうことがあります。お散歩中であると、交通事故に遭う原因になる恐れがあります。
興奮して動き回る愛犬を抱っこしようとすると、暴れて落下してしまい大怪我を負ってしまうかもしれません。
落ち着かせるためには、マテをさせるのがよい方法です。先に、しっかりとアイコンタクトをした状態でオスワリをさせます。そして、そのまま待ってもらいます。
興奮が落ち着くまでは、しっかりと飼い主の目を見てもらうこと、オスワリとマテをし続けてもらうことが必要です。
まずは、お家の中で愛犬と飼い主の1対1でトレーニングしましょう。
まとめ
興奮している犬を落ち着かせる方法を3つ解説しました。
- 飼い主が堂々とした態度で冷静に対応すること
- ハウスをさせること
- その場でマテをさせること
飼い主の焦りや興奮が犬に伝わると、興奮した犬をさらに興奮させてしまいます。
愛犬が不安や恐怖で興奮しているときほど、飼い主は笑顔で接し、堂々とした態度で冷静に対応しましょう。