犬が散歩に行きたくなる理由
1.飼い主を独り占めしたいから
お散歩中は、犬が飼い主を独り占めできる唯一の時間です。犬にとって、飼い主の一緒にお散歩することは、コミュニケーションのひとつでもあります。
家族で暮らしていると、なかなか飼い主を独り占めできる時間はありません。一人暮らしをしている飼い主でも、テレビやスマホに取られがちですよね。
外をお散歩するということは、犬にとって危険が伴うことです。飼い主のサポートがなければ、安全に歩くことはできません。
飼い主と一緒にお散歩するということは、それだけ飼い主のことを信頼しているという証でもあります。
お散歩することが大好きなのであれば、1日1回でも構いません。愛犬とのコミュニケーションの時間だと思って、一緒に楽しく歩いてあげてくださいね。
お散歩に行くことができない日は、お家の中で一緒に遊んであげましょう。飼い主を独り占めできる楽しい時間になるはずです。
2.解放感を味わうことができるから
お家の中って閉鎖的ですよね。お留守番している時間が長く、1日のほとんどをお家の中で過ごしている犬もいるのではないでしょうか。
お家の中では走り回ったり暴れたりしたい犬も、お散歩中は駆け足になったり、ドッグランを駆けまわったりしますよね。解放感を味わっている瞬間なのでしょう。
3.体を動かしたいから
犬がお散歩に行きたくなるのは、体を動かしたいからでしょう。
お家の中でも体を動かすことはできるのですが、犬にとっては十分ではありません。滑ったり怪我をしたりすることを防ぐため、「走ってはいけない」などとしつけをしている方もいるでしょう。
しかし、30分お家の中で運動を毎日続けるのと、30分毎日散歩をするのは別物です。お散歩中の30分は、すれ違う人、すれ違う犬も毎日変わりますし、色んな刺激を受けています。
ただ単純に体を動かしたいのではなく、体を動かしながら色んなことを感じることが、犬にとってはストレスの発散にもなっています。
適切なお散歩の時間の目安は、犬種や体格によって異なります。愛犬の好みや健康状態を見ながら調整してあげましょう。
4.縄張りのパトロールがしたいから
犬はお散歩しながら、あちこちのニオイを嗅ぎまわります。これは縄張りのパトロールをし、様々な情報を集めているときの行動です。
他の犬のマーキングのニオイを嗅ぐこともあります。知っている犬のおしっこのニオイなのか、それとも全く知らない犬のおしっこのニオイなのか、それを知ることは犬にとって大切なことです。
あまり訪れることのないお散歩コースでは「この辺りには強そうな犬がいるな…」という情報まで収集して帰って行くそうです。
そのため、縄張りのパトロールをすることや情報を集めてまわることは、犬が安全に快適に暮らすために重要なことと言えます。
衛生面を気にされる飼い主もいらっしゃると思いますが、お散歩中にニオイを嗅ぐことを極端に制限されてしまうと、犬はストレスを抱えます。お散歩が楽しめなくなってしまいますよ。
感染症予防のための混合ワクチンを摂取し、地面や周りの様子をよく確認しつつ、ニオイを嗅がせてあげられるとよいのではないでしょうか。
まとめ
犬が散歩に行きたくなる理由を4つ解説しました。
- 飼い主を独り占めしたいから
- 解放感を味わうことができるから
- 体を動かしたいから
- 縄張りのパトロールがしたいから
外でなければ排泄することができない犬にとっては、トイレをすることがお散歩に行きたい理由なのでしょう。
犬がお散歩に行きたくなる理由は、犬それぞれにあります。愛犬がお散歩に行きたがる理由は何なのか、知ってあげられると、よりお散歩を楽しめるはずです。