犬が真似しがちな飼い主の行動6つ
犬は大好きな飼い主の行動や仕草を観察しながら1日を過ごしているので、ある日突然真似を披露して驚かせることがあります。愛犬が自分の真似をすると、驚きでいっぱいになりますよね。
これをミラーリング効果と呼ぶこともありますが、大好きな飼い主の真似をして絆を深めようとしているのかもしれません。
愛犬家の方は、どんな行動を真似された経験がありますか?ここでは、犬が真似しがちな飼い主の行動6つをご紹介します。
1.首をかしげる
「自分が首をかしげたら、愛犬も同じように首をかしげた」といったエピソードは、愛犬家あるあるかもしれません。まるで人間のように首をかしげる愛犬の姿は、どこか健気でかわいらしいですよね!
飼い主が喜ぶ姿を見ると、犬はよい経験として覚えます。繰り返し行えば、芸のひとつとして完成するかもしれません。
2.寝る時のポーズ
ソファーのひじ掛けに頭を乗せてゴロゴロしたり、ベッドで同じ方を向いて寝たりなど、飼い主の寝相を真似する犬もいますね。その姿はまるで人間が寝ているようで、自分が犬だとは思っていないのでは?と思うほどではないでしょうか。
毎日飼い主の寝相を見ている犬は、自然と同じポーズを取ってしまうのかもしれません。仲良しの親子に見える、微笑ましい光景です。
3.同じ方向を見る
ふと窓の外を見たら愛犬も同じ方向を見て、「ん?」と振り向いたら愛犬も振り向く、といった感じで飼い主と同じ方向を見る犬はとても多いです。
犬の方が聴力も嗅覚も優れているので、何かを感じ取る力は人間よりも早いはずです。それでも同じ方向を見るのは、「飼い主のことを理解したい」という気持ちがあるからだと考えられます。
4.トイレに行くタイミング
「自分がトイレから戻ってきたら、愛犬もトイレを済ませていた」という話もよくあります。
食事のタイミングも同じように過ごしていれば、自然とトイレに行くタイミングも重なる可能性も考えられます。
もしかすると、飼い主がトイレに立つのを見て「私もトイレに行こう」と思い立っているのかもしれませんね。
5.表情
飼い主が笑えば犬もうれしそうな表情を浮かべ、こちらが悲しそうな顔をすればどこか不安な表情を見せたりしませんか?
犬は人間の表情や声のトーンから感情を判断するといわれているので、表情を真似しているだけでなく、飼い主の気持ちを理解しているのかもしれません。
とくに飼い主が落ち込んでいる時、寄り添ってくれる愛犬の行動は心を打たれますよね。言葉はわからなくても、深い絆を実感できるでしょう。
6.扉や引き出しを開け閉めする
「知らないうちに、愛犬が扉の開け閉めができるようになっていた」「愛犬が勝手に引き出しを開けてしまう」といった声も多く、行動を真似をされて困っている飼い主さんもいますね。
飼い主の行動を観察しながら、犬も学習をすることがあります。とくに、自分にとってよいことがある場合は必死に真似をしてしまうでしょう。
それが危険な場所であれば、犬が勝手に操作できないように対策を取る必要があります。
犬が飼い主の真似をする際の注意点
犬が飼い主の真似をするのはいいことばかりではなく、よくない影響を与える可能性もあります。ここでは、犬が飼い主の真似をする際の注意点をいくつかご紹介しますね。
健康への悪影響
人間の食べ物を一緒に食べたり、体に負担がかかる寝相で寝たりなど、犬の健康への悪影響を及ぼす場合は注意が必要です。犬の健康を守るには、人間ではなく犬にとって快適な住環境を与えなければなりません。
よくない面を真似された場合は、その行動を決して許さないようにしましょう。
悪い習慣になる可能性
犬が積極的に真似をするのは、自分にとって何らかのメリットがあるからです。飼い主がおやつをくれる、といったご褒美が欲しい犬もいるでしょう。
ただ、それが犬にとって悪い習慣になる可能性があるなら、すぐに辞めさせなければなりません。真似をされても反応せずにスルーをしながら、その行動をさせないように見守る必要があります。
まとめ
犬が飼い主の真似をするのは、いいことばかりではなく、中にはよくないケースもあります。ぜひ飼い主さんは、愛犬に見られていることを意識し、いい行動を真似してもらえるようなお手本になりましょう。