犬が満足できない散歩方法
1.ニオイを嗅がせない
犬が満足できない散歩方法は、ニオイを嗅がせてもらえないことです。
感染症を予防するため、拾い食いを防止するため、愛犬の体が汚れないようにするためなど、様々な理由からニオイを嗅がせることを制限されている飼い主もいらっしゃるかと思います。
犬が散歩中にニオイを嗅ぐことには様々な目的があります。安全を確認するため、情報を集めるため、ストレスを発散させるためなどです。
犬の本能としての行動であるため、ニオイを嗅ぐことを制限されると、ストレスになったり、満足に散歩できなかったりすることがあります。
散歩中にニオイを嗅ぐことは、犬が散歩をしたい理由のひとつであり、最大の目的であると言っても過言ではないほど大切なことです。
感染症を予防するために混合ワクチンを接種し、その場の危険性の有無を飼い主が先に確認し、他人に迷惑がかからないよう配慮し、適度にニオイを嗅がせてあげましょう。
2.毎日同じ散歩コースを歩く
犬が満足できない散歩方法は、毎日同じ散歩コースを歩くことです。
毎日同じ散歩コースでは、目にするもの、耳にするもの、ニオイ、すれ違う人や犬などもほぼ同じです。変わりがなく、刺激もないため、つまらないと感じてしまうことがあります。
ひとつ手前の角を曲がってみたり、いつもと違う公園に立ち寄ってみたり、小さな変化や刺激でも構わないので、少しだけ散歩コースを工夫してみましょう。
犬の性格によっては、毎日同じ散歩コースであることに安心できる犬もいますので、愛犬の性格やその日の散歩中の様子、その日の体調などを考えることも大切です。
3.他人や他犬との接触をさせない
犬が満足できない散歩方法は、他人や他犬との接触をさせないことです。
人や犬が大好きで、社交的な犬にとっては、他人や他犬とのスキンシップやコミュニケーションをすることも散歩をする目的のひとつです。
お互いに嫌な思いをすることなく気分よく交流することができる相手だと判断できるのであれば、積極的に触れ合いを持たせてあげることで、散歩が楽しくハッピーなものになります。
犬はコミュニケーションをする動物です。本能として、飼い主や家族以外の他人や他犬ともスキンシップやコミュニケーションがしたいのです。
4.トイレをさせることが目的
犬が満足できない散歩方法は、トイレをさせることが目的であることです。
「散歩に連れて行く」ではなく「トイレに連れて行く」という言い方をする飼い主もいらっしゃいますね。散歩の目的が運動ではなく、排泄をさせることなのです。
そのため、排泄が済めば「帰ろう!」となってしまいます。犬が排泄以外の目的を果たすことができず、満足のできない散歩になってしまうのです。
暑すぎる日、寒すぎる日、雨の日など、排泄を済ませたらすぐに帰らなければならない日もあるかと思いますが、犬には排泄以外の目的もあるんだということを理解してあげることが大切です。
まとめ
犬が満足できない散歩方法を4つ解説しました。
- ニオイを嗅がせてもらえない
- 毎日同じ散歩コースを歩く
- 他人や他犬との接触をさせない
- トイレをさせることが目的
「散歩に行きたい!」と激しく吠えたり、散歩から帰宅すると部屋を走り回って暴れたりするのは、散歩に満足できていないサインです。
毎日、家事や育児や仕事に忙しい中で愛犬の散歩の時間を作るのも大変かと思いますが、「時間」よりも「内容」を考えて散歩すると、満足してもらいやすいです。
飼い主も愛犬も安全に楽しく散歩しましょうね。