犬が発情したときにやってはいけない4つのNG行為 発情期は読み取れる?飼い主がすべき対処法まで

犬が発情したときにやってはいけない4つのNG行為 発情期は読み取れる?飼い主がすべき対処法まで

『犬が発情したときにやってはいけないNG行為』についてまとめました。愛犬の発情期を読み取る方法、NG行為に注意しなければならない理由、対処法を解説します。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

犬の発情期はいつ?

マナーパンツを巻き付ける

犬の発情期は主に「春と秋」といわれることがありますが、季節は関係ありません。

夏と冬にも発情期を迎える犬もいるため、愛犬が発情しているかどうかは、飼い主によって見極める必要があります。

また、メス犬には発情期がありますが、オス犬には発情期がありません。

基本的には、メス犬は年に2回程度の発情期があり、5カ月~8カ月の間隔で発情します。メス犬が発情するとフェロモンが分泌され、それを嗅ぐことでオス犬が発情します。

では、犬の発情期にはどのような変化が表れるのか解説していきます。

発情前期の出血

メス犬の場合、発情前期に出血があります。出血でも気づくことができますが、出血量が少ない犬の場合では、陰部をしきりに舐める様子があれば注意して見てあげる必要があります。

個体差はありますが、発情期に入ると徐々に出血量が少なくなります。出血量の変化を見ておくようにしましょう。

興奮しやすくなる

発情期には、オス犬もメス犬も興奮しやすくなります。攻撃的な一面を見せることもあります。

オス犬が発情期のメス犬のフェロモンを嗅ぐと興奮し、メス犬を追いかけ回してしまうことがあります。

マーキングが増える

発情期の犬は、マーキングが増えます。自宅の室内のあちこちでマーキングしてしまうことがあります。

お散歩中のマーキングによるトラブルにも注意が必要です。

陰部が膨らみ大きくなる

発情期のメス犬は、陰部が膨らみ大きくなります。大きさの違いを把握するため、普段の陰部の様子を観察しておきましょう。

犬が発情したときにやってはいけないNG行為

マナーパンツを履いた犬のおしり

1.ドッグランを利用すること

愛犬が発情したときは、ドッグランの利用は控えましょう。

愛犬が攻撃されてしまうことがあります。愛犬が他犬を攻撃してしまうことがあります。メス犬を奪い合ってオス犬同士が大喧嘩になってしまうことがあります。

2.庭に出しっ放しにすること

発情中である愛犬を庭に出しっ放しにするのはやめましょう。

メス犬やオス犬を探し求め、脱走してしまうことがあります。庭で遊ばせるときは、終始、飼い主が見守るようにしましょう。

また、庭で遊んでいる発情中のメス犬のフェロモンを嗅ぎ、脱走して来たオス犬が交尾をしてしまうことがありますので注意しましょう。

3.発情中の異性と接触すること

妊娠や繁殖を望まないのであれば、発情中の異性との接触はさせないようにしましょう。

柵越しだから大丈夫ということはありません。犬は柵越しにも交尾をすることがあります。おむつをしているから安心ということもありません。犬はおむつの隙間からも交尾をすることがあります。

4.お散歩中に他の犬と接触すること

発情中の犬はとてもデリケートです。普段は他の犬とも仲良く接することができる場合でも、発情期には攻撃的になってしまうことがあります。

相手の犬が避妊や去勢をしている犬であっても、愛犬が発情中なのであれば、接触はさせない方がお互いに安全です。

また、「撫でてもいいですか?」と言ってくださる人に対してもお断りしましょう。愛犬が嫌がって飛びかかったり咬みついたりすることがあるかもしれません。

発情期の愛犬のお散歩は、お散歩をする犬が増える時間帯を避けて行くことをおすすめします。

まとめ

青いおむつを履いた犬

犬が発情したときにやってはいけないNG行為

  • ドッグランを利用すること
  • 庭に出しっ放しにすること
  • 発情中の異性と接触すること
  • お散歩中に他の犬と接触すること

発情期は犬が体調を崩しやすい時期です。ホルモンのバランスが変わること、ストレスを感じることが原因だと考えられます。

愛犬が発情期を迎えたときはNG行為に注意し、愛犬の体と心の健康状態にも気を配りながら、周囲とのトラブルを避けるための配慮も行いましょう。

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