犬が驚いてしまう『NG行為』4つ 愛犬にストレスを与えかねない行動や改善策について

犬が驚いてしまう『NG行為』4つ 愛犬にストレスを与えかねない行動や改善策について

犬を必要以上に驚かせることは、ストレスを与えることにもつながります。この記事では、犬が驚きやすい飼い主の行動を紹介するので、ぜひチェックしておきましょう。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

犬が驚いてしまうNG行為

犬を後ろから触っているこども

犬は動体視力や聴力が優れていて、周囲の些細な変化にも気がつきやすい繊細な動物です。

ちょっとしたことで驚いてしまうことがあるので、一緒に暮らす飼い主さんは日頃の行動や接し方に注意してあげましょう。

1.大声を出す

犬が驚いてしまう行動としてまず挙げられるのが、「大声を出す」ことです。

怒鳴り声や金切り声、子供のはしゃぐ声など、犬は人間の大きな声に驚いたり、恐がったりすることが多くあります。

大きな声が聞こえてきたら、私たち人間でも驚いてしまうと思いますが、聴覚が優れている犬はさらにびっくりしてしまうことでしょう。

また、犬は人間の声の大きさだけでなくトーンの変化にも敏感なので、家族が喧嘩している声などにも敏感に反応してしまうことがあります。

犬に話しかけるときはあまり大きな声は出さず、落ち着いたトーンで話すように意識してあげましょう。大声で話すことが多い人に対しては、警戒心を持つ犬も多く、近くで安心して休めないこともあるので、日頃から穏やかに接するようにしましょう。

また、犬の近くで「はっくしょん!!!」と豪快にくしゃみをするのも要注意です!

くしゃみは生理現象ですし、突然出るものなので我慢する必要はありませんが、あまり豪快にくしゃみをすると犬は非常にびっくりします。
愛犬がそばにいるときは、口元を抑えるなどの配慮をしてあげましょう。

2.大きな音を立てる

大きな声と同様に、大きな音に対しても犬は非常に驚いてしまいます。

ドアを開け閉めするときの「バタン!」という音や、床やテーブルに硬いもの・重いものを置くときの音、傘やビニールなどを広げる「バサッ!」という音は、犬が驚きやすい音です。

物を落としたときの衝撃音などは、わざと出しているわけではないため仕方ありませんが、気をつけられるところは配慮してあげましょう。

3.体に突然触る

犬は飼い主さんとのスキンシップが好きで、喜ぶことが多いと思います。

しかし、犬が寝ているときやご飯を食べているときなど、触られることを意識していないときに突然触られると犬はとても驚いてしまいます。

あまりにもびっくりして、走って逃げてしまったり、触られた手に噛みついてしまったりする可能性もあるので十分注意しましょう。特に、犬の背後から突然触るのはNGです。

犬を触ったり抱き上げたりするときは、軽く声をかけたり、犬の視界に入ったりして、飼い主さんの存在を意識させてからにしてください。

4.急に動く

犬は予測できない急な動きが苦手で、そばでそうした動きがあると「何が起こるの!?」ととても驚いてしまいます。

小さな子どもを苦手に感じる犬が多いのは、子どもの動きが早く、予測がつかないためだと考えられています。

そのため、犬の近くにいるときに急に「バッ!」と立ち上がったり、物陰から飛び出して目の前に行ったりといった行動は控えるようにしてください。

そうした行動が近くであると、犬は自分の身を守るために咄嗟に攻撃行動に出てしまうこともあるので、十分注意しましょう。

犬を驚かせすぎるとストレスになる

伏せている犬

飼い主さんは普通に生活をしているつもりでも、愛犬がちょっとしたことに驚いてしまうことはあると思います。

ただし、よほどのことでなければ、犬も次第に慣れていくでしょう。

しかし、あまりにも驚くことが多すぎるとストレスの原因になることがあるので、配慮できる部分はして、愛犬が安心して過ごせるようにしてあげましょう。

また、愛犬のびっくりする様子を面白がったり、わざと驚かせたりしていると、信頼関係が崩れてしまいます。

「この人の近くでは安心して休めない」と思われて不信感を持たれたり、そばにいてくれなくなったりすることもあります。

まとめ

ブランケットをかぶる犬

犬は飼い主のちょっとした行動や楽しませようと思ってしたことで、驚いたり不安を感じたりしてしまうことがあります。

日常生活のなかでびっくりするようなことが多いと、安心して休めずにストレスを抱えてしまうことも考えられます。

過度に気を使いすぎる必要はありませんが、愛犬が苦手な音や接し方がわかっている場合は少し気をつけてあげるようにしましょう。

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