犬をアクセサリーだと勘違いしている飼い主の特徴
1.必要最低限のしつけさえもしていない
必要最低限のしつけさえもしていないのは、犬をアクセサリーだと勘違いしている飼い主の特徴です。
「お手」「おかわり」「くるん」「ジャンプ」こういったものは芸であって、しつけではありません。子犬の頃に教える芸ですが、愛犬と飼い主とのスキンシップやコミュニケーションを目的としています。
必要最低限のしつけとは、愛犬の安全と健康と命を守るためのものであり、「おすわり」「待て」「止まれ」「戻れ」「放せ」などのしつけのことを言います。
芸をする犬の姿はとても可愛らしいものですが、犬は人を喜ばせて楽しませる道具ではありません。
子犬の頃でなければ学習することができないということは絶対にありませんので、必要最低限のしつけを怠ってしまったときは、成犬になってからでも根気強く教え、学習してもらいましょう。
2.過度なオシャレをさせている
過度なオシャレをさせているのは、犬をアクセサリーだと勘違いしている飼い主の特徴です。
動きづらそうだな、歩きにくそうだな、暑そうだなと感じさせる服を着せられていたり、じゃらじゃらと装飾の付いたアクセサリーを着けられていたり、被毛をカラーリングされている犬もいます。
紫外線対策、寒さや冷え対策、汚れ防止、皮膚や傷口の保護などを目的として犬にも服を着せることはあるかと思いますが、その過度なオシャレで本当に愛犬が守られているかどうかを考えてみましょう。
耳元に飾られてリボンは、犬にとっては鬱陶しいものでしょう。被毛が引っ張られて痛いこともあるのではないでしょうか。
被毛をカラーリングすることで、犬にどんなメリットがあるでしょうか。可愛くオシャレをした愛犬の姿を他人に見てほしいという飼い主の気持ちによるエゴなのではないでしょうか。
3.臭い・汚いを理由に頻繁にシャンプーをする
臭い・汚いを理由に頻繁にシャンプーをするのは、犬をアクセサリーだと勘違いしている飼い主の特徴です。
基本的には、犬のシャンプーは1カ月に1回で十分です。皮膚と被毛の健康を守るために行います。排泄物が付着してしまったときは、部分洗いをすれば十分です。
シャンプーをした翌日には犬臭くなります。犬にだって体臭はあります。お散歩に行けば汚れますが、こまめにブラッシングをしてあげれば、砂やホコリや枯葉などの汚れは落ちます。
皮膚を痒がっていませんか?指間炎や膿皮症などの皮膚病を繰り返していませんか?被毛が抜け落ちるほど体を舐めたり引っかいたりしていませんか?
シャンプーのしすぎで皮膚のバリア機能が低下していることが原因かもしれません。
犬の健康を考えてのシャンプーではなく、臭くて汚くて不快だからという飼い主の過ごしやすさを重視したシャンプーは、愛犬の健康を阻害することがあるでしょう。
4.スマートフォンを操作しながらお散歩している
スマートフォンを操作しながらお散歩しているのは、犬をアクセサリーだと勘違いしている飼い主の特徴です。
お散歩中、ずっとスマートフォンを操作している飼い主がいます。メッセージのやり取りをしている人もいれば、ゲームをしている人もいます。通話をしながら歩いている人もいます。
愛犬のことはほとんど見ていません。オシャレな服を着せた犬をアクセサリーのように連れて歩いているだけです。車やバイクや自転車が横を通るときも愛犬へのサポートや配慮は一切なしです。
お散歩中にスマートフォンを操作する必要があるときは、愛犬を抱っこしたり、公園や空き地に入ったりし、愛犬の安全を確保してから操作するようにしましょう。
まとめ
犬をアクセサリーだと勘違いしている飼い主の特徴を4つ解説しました。
- 必要最低限のしつけさえもしていない
- 過度なオシャレをさせている
- 臭い汚いを理由に頻繁にシャンプーをする
- スマートフォンを操作しながらお散歩している
愛犬にとって、健康であること・安全であること・快適であることを優先することを考えるようにすると、このようなNG行動は起こらないでしょう。