犬の抜け毛が多いときに考えられる原因は?
犬は一年を通してある一定の量は毛が抜ける動物です。特にダブルコート犬種であれば、換毛期になると一気に大量の毛が抜け替わるため、部屋の至る所に毛が落ちていることも多いでしょう。
しかし、換毛期でもないのに普段より抜け毛が突然増えた場合は、注意が必要です。皮膚に関する疾患や細菌、真菌、ダニなどによって皮膚に異常が生じている可能性が疑われます。
いつもより抜け毛が多いと感じたら、皮膚や被毛の状態をチェックして異常がみられないか確認してください。
犬の抜け毛が多いときの危険なサイン5選
犬の抜け毛が多いときは、ここで紹介する特徴がみられないか確認してください。もしも1つでも当てはまっていたら、かかりつけの動物病院で診てもらいましょう。
1.皮膚が見えるほど抜けてしまっている
犬の毛は皮膚を守るために存在しているので、皮膚が見えるほど抜け落ちてしまっている場合は異常事態だと考えてください。
換毛期であっても、毛が抜け落ちると同時に新たな毛が生え変わっているため、皮膚が見えてしまうほど抜け落ちてる場合は、なんらかの原因によって新しい毛が生え変わっていなかったり、過剰に毛が抜け落ちている可能性が疑われます。
2.一部分が極端に抜け落ちている
犬の毛が正常に抜けるときは、全身から均等に抜けます。しかし、細菌や真菌、ダニなどに感染されている場合は、その部分から毛が抜け落ちるため、一部分が極端に脱毛してしまうのです。
したがって、もしも愛犬の体の一部分から極端に毛が抜け落ちてしまっている場合は、皮膚炎や菌やダニなどに毛穴や毛が破壊されることで過剰に脱毛している可能性が高いでしょう。
3.まだら模様のように抜け落ちている
愛犬から普段よりも抜け毛が多いとき、全身がまだら模様になるように毛が抜けてしまっている場合は、皮膚疾患が疑われます。
早めに動物病院で診てもらい、治療を受けましょう。
4.毛の状態が悪くなっている
犬の抜け毛が多いと感じたとき、スキンシップやブラッシングを通して「毛艶も悪くなっている」「以前よりもブラシが引っかかりやすくなっている」と感じる場合喪中が必要です。
体の健康状態に問題が生じている場合にもみられる症状なので、抜け毛以外にも症状が現れていないかよく観察してください。
ブラッシングを入念に行ったり食事管理を改善しても毛の状態が改善されない場合は、動物病院に相談してみましょう。
5.脱毛以外に皮膚に関する症状が見られる
脱毛以外にも痒がる様子や皮膚に赤みが見られるなど、他の症状が現れている場合は、速やかに動物病院へ連れて行きましょう。皮膚疾患やその他の疾患が関係している疑いがあります。
皮膚疾患以外にも関節疾患などを発症している場合、患部を気にして舐めたり噛んだりするため抜け毛の量が多くなる傾向も見られます。
早期発見・治療が愛犬を救う重要なポイントになるので、早めに受診しましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬の抜け毛が多いときは、抜け方に異常がみられないか、皮膚に異変は生じていないかなどをチェックしてください。少しでもおかしなところが確認された場合は、かかりつけの動物病院に連れて行きましょう。