1.ボーダーコリー
牧羊犬として有名なボーダーコリー。犬界でも屈指の賢さを誇る犬種です。その知能の高さゆえ、自分で考えて行動したり、ひとり遊びをしたりするのも得意です。
またボーダーコリーは、牧羊犬として育てられてきた背景もあり、運動量が多く、人間の指示を理解する能力が高い犬種でもあります。人間の言葉を500種程覚えるとも言われています。
そんな賢いボーダーコリーですが、この知能の高さと運動量の多さからエネルギーを十分に発散できないと、イタズラにつながりやすい傾向があります。
ボーダーコリーと暮らしたいなら、十分な運動のほか、知育玩具やトレーニングを通じて頭を使う遊びを取り入れるようにすると良いでしょう。
2.ラブラドールレトリーバー
ラブラドールレトリーバーは、人懐っこく穏やかな性格で、多くの人々に愛されている犬種です。その一方で、好奇心旺盛でいろんなものに興味を示す傾向があり、イタズラの原因になっています。
しかもラブラドールは体が大きくて力も強いため、好奇心に負けて家中をひっかき回してしまうこともあるため油断ができません。
たとえばゴミ箱を漁ったり、家具をかじったりすることも珍しくありませんし、食いしん坊な子は食べ物への執着心が強いため、ちょっと目を離した隙に盗み食いをしてしまうこともあるあるです。とくに若い時期はイタズラ好きな一面が目立つ子もいます。
こうした行動を防ぐには、毎日の散歩などの運動が欠かせません。散歩や遊びを通じてエネルギーを発散させることで、ストレスによる問題行動を減らすことができます。
ラブラドールの陽気で愛らしい性格を活かしながら、上手に付き合っていきましょう。
3.ビーグル
ビーグルはとても賢くてやんちゃで、好奇心が旺盛な犬種です。またすぐれた嗅覚を持ち、鼻を使う狩りを得意とする狩猟犬として活躍してきた犬種でもあります。
そのため食いしん坊な子は、持ち前の嗅覚を活かして飼い主さんの目を盗んで食卓にある食べ物を狙ったり、ゴミ箱を漁ったりといったイタズラをすることがあります。
ビーグルのイタズラを抑えるには、運動だけでなく嗅覚を活かした遊びを取り入れるのがおすすめです。たとえばニオイを使ったおやつ探しゲームやパズル型のおもちゃで嗅覚と体の両方を使うようにするのが良いでしょう。
また蓋つきのゴミ箱にするなどイタズラができない環境を整えることも大切です。
4.ジャックラッセルテリア
ジャックラッセルテリアは、その小柄な体とは裏腹に、非常に活発でエネルギッシュな犬種です。驚くほどのジャンプ力と持久力を持ち、好奇心旺盛な性格が魅力です。
しかしこうした性格がイタズラに向けられると、身体能力の高さもあり飼い主さんを悩ませることになります。
庭を掘り返したり、動くものを見つけて突然走り出したり、退屈を感じると自分で遊びを作り出そうとして室内を散らかしたりなどということもしばしばです。
ジャックラッセルテリアと暮らすには、毎日の運動量を確保することが最優先です。散歩だけでなく、ドッグランでの運動やボール遊び、全身を使ってのアクティビティなどを取り入れ、エネルギーを発散させると良いでしょう。
イタズラをやめさせるには?
イタズラ好きの犬がイタズラをする原因は、エネルギーが有り余っているか、退屈を感じていることです。これを解決するには、毎日の運動量を確保し、さらにメンタル面でも満たしてあげられるように工夫することが重要です。
上述のように、それぞれの犬種の性格に合わせた運動や遊びを取り入れて遊んであげるのが良いでしょう。
またイタズラ防止には、なるべく退屈な時間を作らないようにすることも重要です。イタズラ好きな犬種は賢く、自分で考えて行動することができます。そのためいっしょに遊ぶのはもちろんですが、頭を使ったひとり遊びができる知育玩具やパズル型のおもちゃを用意しておくのもおすすめです。
加えて、飼い主さんが一貫性を持ったルールを設定し、正しい行動を見せた際にはおおいに褒めてあげてください。またイタズラをしたときは、リアクションをせずに淡々と対応しましょう。
まとめ
イタズラ好きな犬種には以下のような特徴があります。
- 活発
- 好奇心旺盛
- 遊び好き、運動好き
今回紹介したボーダーコリー、ラブラドールレトリーバー、ビーグル、ジャックラッセルテリアも元気で好奇心旺盛な性格が魅力的な犬種です。
彼らのイタズラを防止するためには、毎日の散歩や運動をしっかりとおこない、退屈な時間を作らないことです。そして同時にイタズラができない環境づくりも大切です。