犬がおねだりする理由とは?
まずは、犬がどういったシーンでおねだりをするのか理由を知りましょう。愛犬がおねだりをする心理やタイミングを把握しておくと、今後の対応がスムーズです。
食べ物がほしい
犬がおねだりをする大部分の理由が、ご飯とおやつのおねだりではないでしょうか?自分の好きなおやつをおねだりする犬も多いですが、人間の食事を欲しがるケースもよく見られます。
調理中や食事中に「ちょうだい!」とばかりに居座ったり、しつこく吠えて催促する犬に困っている飼い主さんも少なくはないようです。そうなる前に、ぜひ何らかの対策を立てる必要があるでしょう。
かまってほしい
退屈になると飼い主さんの元にやってきて、体をすり寄せてきたり、じっと見つめてくる犬もいますね。撫でて欲しくて、頭を差し出してきたり、お腹を見せてごろんとひっくり返る犬もいます。
ほかにもボールや散歩用のリードを持ってきて、遊びや散歩に誘う犬もいるようです。飼い主さんが忙しい時に限って、「かまってよ〜」とおねだりをしてくる愛犬も多いようですね。
愛犬のおねだりが止まらない時の対応と工夫
愛犬のおねだりが止まらなくなってきたら、早めに手を打つことが大切です。愛犬からのしつこい要求に困っている飼い主さんは、ぜひ次のような対応と工夫を行ってみてください。
相手にしない
大前提として、犬からの要求には応えないようにしましょう。おねだりに一度でも応えると犬は「こうすれば要求が通る」と覚えてしまいます。
すると次回からは「おやつちょうだい」「遊んで欲しい」などと要求がエスカレートしてしまい、次第に吠えたり走り回って騒いだりなど問題行動を起こすことも・・・。
愛犬から見つめられても応じることなく、相手にしないのが1番です。犬から要求されやすい場面になったら、別の部屋に待機させて、落ち着かせるのもひとつの方法です。
食事を見直す
食事に関する要求が多い場合は、愛犬の1日の食事量やタイミングを見直してみてください。1日2回では物足りなそうであれば、同じ分量を3回に分ける方法もあります。
また、早食い防止のフードボールに変えて、食事時間を引き延ばすのもおすすめです。なお、運動の前後に食事を与えると消化不良などを引き起こしやすくなるため、与える時間は少しずらすようにしましょう。
トレーニングを徹底する
愛犬には「お座り」「待て」といったトレーニングを欠かさず行い、「いいことをするとご褒美がもらえる」ということを徹底して教えることが大切です。
また、おやつはトレーニング中に少量ずつ与えるようにして、おやつの時間などは無くしてしまいましょう。固定の時間があると犬はおねだりしやすくなり、飼い主さんもつい与えてしまうという状況に陥りやすいです。
それよりも、おやつをランダムに与える方が犬は喜びも大きくなり、おねだりをされるシーンも減るでしょう。もし、愛犬のおねだりがエスカレートしてしまった状況であれば、一度専門トレーナーに相談するのもおすすめです。
まとめ
犬のおねだりには、一度でも応じてしまうと取り返しがつかなくなります。心を鬼にして、愛犬からのおねだりは見て見ぬ振りをしましょう。
また、おねだりをされるシーンはできるだけ避けるような工夫も行ってみてください。愛犬にはトレーニングが成功したら、そのご褒美をしっかり与えて満足させてあげましょう。