愛犬が落ち込んでしまう飼い主の2つの行動 つい無意識にやりがちな接し方から適切なケアまでご紹介

愛犬が落ち込んでしまう飼い主の2つの行動 つい無意識にやりがちな接し方から適切なケアまでご紹介

犬たちはとても感情表現が豊かな動物です。家族の一員として飼い主や家族の行動をしっかり観察し、それに合わせるようにオーバーなくらい感情を表してくれます。ということは、飼い主の行動が原因で愛犬を落ち込ませてしまうこともあるかもしれません。

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愛犬が落ち込んでしまう飼い主の行動

悲しそうな犬

犬は基本的にはその場その場で感情の切り替えをうまく行っている動物です。恥の概念やがっかりするような感情はあまりなく、嬉しい、楽しい、悲しい、怖いなどの比較的単純な感情を上手に体で表現します。

しかし、犬と一緒に暮らしていると、上記の感情以外にも表情や体全体で表現してくることに気が付きます。嬉しくて大興奮という場合もあるでしょうし、何か分からないけれど不安であるという気持ちを表すこともあります。そしてたまに見せるのが「落ち込んでいる」状態です。

落ち込むという行動は、何か期待していたことが起こらなかったときに起こるものです。犬が落ち込んだ原因を考察すると、実は飼い主の行動に起因している場合が少なくないことが分かります。

そこで今回は、愛犬が落ち込んでしまう飼い主の行動について解説します。あなたの行動は大丈夫でしょうか。

1.無視する

犬は、飼い主さんと遊んだり散歩をしたり、ご飯をもらったりするのが大好きです。それ以外にも、甘えたくて撫でて欲しい時や眠りたいとき、トイレや水の催促をしたいときなど、さまざまな場合に飼い主さんに目線や体でアピールするでしょう。

これらすべての愛犬からのアピールに、即座に応えてあげられる飼い主はなかなかいません。大抵の場合は、何回かアピールされてやっと気が付く、という方が多いのではないでしょうか。しかし犬は、願いをかなえてもらえば喜んでくれますよね。

しかし、これらのアピールに気が付かない、あるいは気が付いていても無視した場合、犬は自分の気持ちが伝わらなかったことに落ち込むことがあるようです。

しばらくアピールして通じないときは大抵の場合諦めてしまいますが、この状態が続くと、犬は飼い主を信用しなくなってしまいますので注意が必要です。

2.期待を裏切る

散歩に行く素振りを見せたのにつれて行ってもらえない。ご飯を出してくれる様子だったのに出してくれない。おもちゃを見せびらかされたのにくれなくて隠してしまう。

これらの飼い主の行動は犬にとっては大きく落ち込む原因となります。

このように、「期待させておいてそれを裏切る」ということを続けてしまうと、犬はその都度裏切られたことに落ち込みます。そしてそのうち、『期待はすべて裏切られてしまう』と学習してしまいます。

このような行動が続けると、最終的に犬は人間を信用しなくなってしまいますので、絶対にしてはいけません。

また、叱るばかりのしつけもこれに当たります。適切なタイミングで良い行動をしたのに褒めてもらえなかったというのは、犬にとっては「期待外れ」になってしまいます。

そして、叱られてばかりですと、飼い主に対して過剰な恐怖を感じることに繋がります。

落ち込んでしまった犬への適切なケアとは

落ち込んだ犬と向かい合ってキスする女性

わたしたち人間も、日常生活を送る上で、全てにおいて犬を優先するわけにはいきません。

愛犬からのアピールを無視するつもりがなくても、結果的に無視してしまうこともあるでしょうし、その結果愛犬が落ち込んでしまうということもあり得ます。

その場合は、後からでも良いので、愛犬に対して愛情深くケアすることが大切です。

時間が取れるときにしっかり遊んであげたり、スキンシップをしながら話しかけてあげたりすることは、愛犬のメンタルに対しても有効です。

たとえば、愛犬が適切なタイミングで良い行動をした場合「褒めて~!」とアピールをしてくるので、すかさず褒めてあげましょう。

落ち込んんでしまった愛犬をケアをする際は、自分自身の気持ちが落ち着いていること、あるいは自分がリラックスしているタイミングであることを確認しましょう。ストレスが溜まってイライラしていたり落ち込んでいるときでは意味がありませんのでご注意ください。

まとめ

飼い主に無視されて寂しそうな犬

犬は、飼い主の皆さんの行動によって様々な表情を見せてくれます。飼い主が喜んでいれば一緒に喜びますし、飼い主が悲しめば心配して寄り添ってくれます。

愛犬ががっかりして落ち込んでいる場合、そのほとんどが飼い主の行動が原因です。無視したり、期待外れなことをしたりすれば、それは犬たちにとっても決して面白いことではなく、続けば人間不信につながりかねません。

愛犬を悲しませたり落ち込ませたりすることのないよう、また落ち込ませることがあればケアができるよう、日ごろから気を付けて接していきたいものですね。

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