犬が心地良いと感じる「くつろぎスペース」
愛犬にはお気に入りのくつろぎスペースがあるでしょうか。くつろぐ場所を求めてあっちに行ったり、こっちに来たりを繰り返すのは、落ち着けないでいるからかもしれません。
犬それぞれに「安心」「快適」「安全」「好き♡」と感じられる場所があります。
愛犬が心地良いと感じる「くつろぎスペース」はどのような場所なのかを正しく理解したうえで、愛犬にとって最適な環境を整えてあげましょう。
1.飼い主や家族の気配がある場所
犬が心地良いと感じる「くつろぎスペース」は、飼い主や家族の気配がある場所です。
愛犬がくつろぐスペースが、飼い主や家族の気配の全くない場所だった場合、お留守番している時間と変わりない環境になってしまいます。
そのような環境では、不安に思ったり寂しさを感じたりしてしまい、愛犬はゆっくりとくつろぐことができないのではないでしょうか。飼い主や家族を探して家中を歩き回っているかもしれません。
とはいえ、犬の性格や好み、そのときの気分によっては、飼い主や家族の気配が感じられない場所をくつろぎスペースに選ぶことがあります。ふと愛犬の姿が見えないことに気づいて探してみると、(こんなところにいたの!?)と驚くことはないでしょうか。
おそらくそのような場所であっても、愛犬が心地良いと感じる「くつろぎスペース」なのでしょう。
自由に使うことができるよう、犬用ベッドを置くなど配慮してあげると喜んでもらえると思います。
2.温度と湿度が管理されている場所
犬が心地良いと感じる「くつろぎスペース」は、温度と湿度が管理されている場所です。
部屋を出たり入ったりを繰り返すのは、涼しい場所を求めて移動したり、暖かい場所を求めて移動したりするからでしょう。
室温は22℃前後を目安に、湿度は50%くらいを目安にし、愛犬が心地良いと感じる温度と湿度に調整してあげるとよいと思います。
くつろぎスペースにベッドを置いてあげるのであれば、暑い時期は通気性の良い、冷感素材を使ったベッドがおすすめです。寒い時期は保温性のある、ドーム型ベッドやハウス型ベッドがおすすめです。
3.穏やかなで物静かな場所
犬が心地良いと感じる「くつろぎスペース」は、穏やかで物静かな場所です。
太陽が沈んで外が暗い時間帯は、部屋の電気も暗めにしてあげると、犬は心地良いと感じられるでしょう。オレンジ色の光の電球がおすすめです。
飼い主が深夜遅くまで起きていると、照明の光が犬にとって刺激になることがあります。テーブルランプを使用するなど配慮しましょう。
テレビを見るときや音楽を聴くとき、動画を見るときなどに、大音量にしていませんか。そのような状態では、犬の睡眠を阻害してしまうことがあります。
可能であれば、イヤホンやヘッドホンを活用しましょう。
4.トイレから離れている場所
犬が心地良いと感じる「くつろぎスペース」は、トイレから離れている場所です。
くつろぎスペースや寝床から離れた場所で排泄をする習性がある犬にとって、くつろぎスペースがトイレの近くに用意されていると、くつろぐときも排泄をするときも落ち着けないことがあります。
部屋を自由にさせているのであれば、くつろぎスペースとトイレは距離を取った方がよいでしょう。
どうしても近くなってしまう場合には、トイレシートをこまめに取り換え、清潔にしておくことが犬への配慮です。
まとめ
犬が心地良いと感じるくつろぎスペースを4つ解説しました。
- 飼い主や家族の気配がある場所
- 温度と湿度が管理されている場所
- 穏やかなで物静かな場所
- トイレから離れている場所
犬が心地良いと感じるくつろぎスペースが、愛犬にとっても心地良いと感じるくつろぎスペースであるとは限りません。
愛犬の性格や好み、年齢や健康状態、季節などを考え、愛犬が心地良いと感じる「くつろぎスペース」を作ってあげてくださいね。