大型犬の飼い主が経験しがちなあるある
日本でよくみられる大型犬と言えば、レトリバーやハスキーなどの犬種でしょうか。彼らの体重は25kg~30kgちょっとですが、犬種によっては50kgを超えるほど大きな犬も存在します。
そんな彼らを家族にすると、大型犬ならではの「あるある」が起きてしまうようです。
そこで今回は、大型犬の飼い主が経験しがちなあるあるについて解説します。大型犬を家族に迎える前に知っておくべきこともあるようです。
1.パワーに圧倒される
大型犬はその体重から想像できる通り、何につけてもパワフルです。体の大きさと筋肉の量が小型犬とは比べ物になりません。
また、見た目の大きさが小型犬と変わらない子犬期の時期であっても、手足がものすごく大きかったり動きがダイナミックだったりするため、すべてがパワフルで運動量も桁違いです。
小型犬と同じつもりで散歩に出れば、思い切り走られたときに引きずられることもしばしばですし、軽い気持ちで与えたおもちゃが瞬時にボロボロにされることもあるあるです。
そして勿論体力があり力も強いため、家具などへの悪戯も、非常にパワフルかつ激しい状態にされてしまいます。実際、子犬期が終わって落ち着くまでに、家が壊されてしまうのでは…と思うこともありました。
さらに、犬自身は自分の体の大きさなどが分かっていないため、遊ぶ時も全体重をかけて圧し掛かってきたり抱っこをせがんだりということもあります。走る距離やスピードも体の大きさに比例するので、飼育する場合は広いスペースと長い散歩時間に付き合える体力が必要になります。
2.お金がかかる
大型犬はその見た目通り、たくさん食べます。小さな犬たちはお椀に一杯程度のフードでおなかが満たされますが、大型犬の場合は洗面器のような食器が必要になることも。シェパードがいる我が家の場合、フードの種類にもよりますが一食当たり200㏄のカップ2杯~3杯食べます。
食費以外にもトリミング必要であればよりお金がかかりますし、獣医さんにかかった際には体重が多い分お薬代金もより高くなります。移動や宿泊の際も、小型犬料金よりも高くなることが多いです。
また、体が大きい分、老齢期になると介護にかかるお金もかさみます。抱っこで移動ができなくなることもあるので人手が必要になることもしばしばです。
3.通りすがりに怖がられる
通りすがりに怖がられてしまうのは、大型犬あるあるの中でも、とても悲しい気持ちになってしまうものです。ただ散歩をしているだけなのに、通りすがりの大人や子どもに怖がられることがあります。また小型犬を散歩している方にも避けられてしまうこともあるようです。
しかし、大型犬を飼育するうえではご近所や周辺地域に対しての配慮をする必要があります。万が一対人の事故が起こった場合、体が大きい分被害が大きくなってしまうことが多いからです。
事故が起こらないようにしっかりとしつけトレーニングを行い、子犬期から様々な経験をさせて社会化をしていくことが大切です。
4.思い切り抱きつくことができる
大型犬は体が大きくどっしりとしているため、人間がちょっとやそっとの力で抱き着いてもびくともしません。被毛もふさふさしている犬種が多く、手触り、肌触りも最高です。隣に座っていると寄り掛かってしまうこともありますが、しっかりと支えてくれます。
また穏やかな気性である犬が多いため、幼い子供が思い切り抱きついても大丈夫です。しっかり子供を受け止めてくれますし、面倒を見ようと一緒に遊んでくれることも多いようです。
まとめ
体が大きな犬たちと暮らすのは、家族に人間がもう一人加わったほどの経済的、物理的負担がかかります。体力も必要ですし、いたずらに頭を悩まされることも多いでしょう。
しかし、彼らのどっしりとした安定感や忠誠心に心を囚われているのも確かです。
これから迎え入れたいという方は、大型犬を飼育しているベテラン飼い主さんやブリーダーさんによく相談の上ご検討ください。