共働きの家庭で犬は飼えるの? 3つの配慮すべきポイントから便利グッズまでご紹介

共働きの家庭で犬は飼えるの? 3つの配慮すべきポイントから便利グッズまでご紹介

『共働きの家庭で犬を飼うときに配慮すべきポイント』についてまとめました。生まれ持った性格や犬種によって、お留守番が得意な犬もいます。しつけや育て方も重要です。配慮すべきこと、便利グッズを解説します。

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共働きの家庭で犬を飼うことはできる?

共働きのカップルと犬

共働きの家庭でも犬を飼うことはできます。「家族の誰かが24時間ずっと家にいる」という環境を作る方が難しいです。

犬は人と暮らすということに適応する能力に優れているため、それぞれの家庭に順応していくことができる動物です。

大切なことは、『犬の安全と健康と命を守るための配慮ができるかどうか』ということです。犬を飼う前にじっくり話し合いをし、慎重に考え、覚悟が決まってから迎えるようにしましょう。

初めて犬を飼うとき、どうしても不安や心配する気持ちがなくならないというときは、保護施設のボランティアに参加させていただき、実際に犬のお世話を体験してみる、という方法もアリだと思います。

犬との暮らしのイメージができないときは、とにかく色んな犬と触れ合う機会を持ってみましょう。

共働きの家庭で犬を飼うときに配慮すべきポイント

ケージで寝ているトイプードル

では、共働きの家庭で犬を飼うときに配慮すべきポイントとは一体どのようなことなのでしょうか。

1.お留守番が得意な犬種を選ぶ

犬には、お留守番が得意な犬種と不得意な犬種がいます。

「使役犬」と呼ばれる犬種は、お留守番が不得意な犬種です。人間と一緒に働くための脳力を重要視して改良されているため、体を動かすこと、働くことが大好きな犬種です。長いお留守番はストレスや病気の原因になりやすいです。

「愛玩犬」と呼ばれる犬種は、お留守番が得意な犬種です。人間が可愛がることを目的として改良された、体の小さな犬です。ただし、人間と過ごすことが好きな犬が多いため、飼い主と離れることに強いストレスを感じやすいです。

お留守番は、8時間を超えると「長時間」といえます。犬はお留守番中の時間のほとんどを寝て過ごしていると思いますので、ふかふかで寝心地のいいベッドを用意するなどの配慮してあげるとよいと思います。

2.広いトイレスペースを用意する

共働きの家庭の場合、愛犬はどうしても長時間のお留守番をしなければならない日があります。8時間以上の長時間のお留守番であると、少なくても1回は排泄をします。

子犬や老犬であると、排泄の回数が多いので、複数個のトイレを用意したり、大きめのトイレシートを用意したり、愛犬の手足や体が汚れてしまわないための配慮が必要です。

ほんの少しでもトイレが汚れていると、排泄できない神経質でキレイ好きな犬もいます。とはいえ、トイレ以外の場所で排泄されると困りますよね。

おくつろぎ場所や寝床とは別に、複数個または大きめのトイレシートを用意してあげられると良いです。愛犬に長時間お留守番をさせるなら、実際それだけの広いトイレスペースを確保することができるかどうかが重要になるでしょう。

3.率先してお世話をすることができる

共働きの家庭でよくあるのが、「誰がお世話をするのか」という問題です。疲れているときほど、犬のお世話を押し付け合ってしまうことがあります。

(自分がしなくても相手がやってくれるはず…)という考えでは絶対にいけません。お互いが同じように思っていては、犬はお世話をされないままです。

「仕事で疲れている」「育児で疲れている」という人間の事情や都合を、犬は理解することができません。

自分が率先してお世話をする、できないときは相手にお願いする、役割分担を決めるなど、対策をしておくことも配慮のひとつです。

夫婦が共働きで子供のいる家庭である場合、子供にお散歩をお願いすることがあるかと思いますが、必ず大人が付き添ってください。安全と命を守り、事故やトラブルを避けるためです。

犬は愛情を持って自分のお世話をしてくれていることをよく理解しています。逆も同じで、「面倒だな…」と、嫌々お世話をされていることもよく理解しています。

犬との信頼関係や絆を深く築くためにもお世話をすることは大切な責任なのです。

共働きの家庭で暮らす犬のための便利グッズ

白いペットカメラ

長時間のお留守番が必要な共働きの家庭には、「自動給餌器」と「ペットカメラ」があると便利です。

とくにおすすめしたいのは、スマートフォンで遠隔操作ができるタイプです。

ペットカメラは、おやつを与えることができるタイプもありますし、声をかけることができるタイプもあります。

まとめ

両側から犬にキスをするカップル

共働きの家庭で犬を飼うときに配慮すべきポイントを3つ解説しました。

  • お留守番が得意な犬種を選ぶ
  • 広いトイレスペースを用意する
  • 率先してお世話をすることができる

共働きの家庭でも犬を飼うことはできますが、どうしても長時間のお留守番が必要になるケースがほとんどです。

そんなときは、犬の保育園や幼稚園の利用も検討することができます。忙しい飼い主に代わってしつけやトレーニングをしてもらうことも可能ですし、ひとりぼっちで過ごすストレスや寂しさもありません。

老犬になれば、老犬ホームでの一日預かり(デイサービス)の利用も可能です。共働きの家庭で暮らす犬のためのサービスもありますので、活用しながら快適に暮らせるとよいのではないかと思います。

いずれにせよ、共働きの家庭には他の家庭にはない特殊な事情が発生します。便利なグッズやサービスを十分に活用しつつ、愛犬ファーストで上手に愛犬との暮らしを続けていきたいですね。

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