1.無駄吠えをしない
冷静な性格の犬は、無駄吠えをして周囲に迷惑をかけることがほとんどありません。
吠える理由やタイミングは状況に応じて変わりますし、本来犬は吠える動物です。
そのため全く吠えないということはありませんが、冷静な性格の犬は吠える機会が少ないのが特徴です。
何か要求があるときや、危険が迫っているときなど、必要な状況に吠えることはありますが、すぐに鳴き止むなら落ち着いた性格と言えるでしょう。
2.神経質すぎない
周囲の変化に敏感な性格の子や、怖がりな性格の子はよく吠えたり、走り回ったりと慌ただしいことが多いようです。
そのため、多少の物音や来客などに動じず、マイペースに過ごすことができる子は落ち着いた性格の子だと言えるでしょう。
なるべく色々な場所や動物と触れ合う機会を作り、環境の変化に慣れさせることで些細なことで動じない心を作っていけると良いですね。
ストレスが溜まってしまうと神経質になりやすくなるので、日頃からストレスやエネルギーを発散させる時間を作ると良いかもしれません。
3.人間や他の動物に好意的
散歩中などに知らない人や他の犬と触れ合っても興奮せず、好意的な反応を示す子は穏やかで落ち着いた性格の子でしょう。
また、近くに寄ってきたのが子供や自分より小さい犬だった時に優しく接することができるようであれば、「冷静な性格」の子と言えるのではないでしょうか。
知らない場所や他の動物に興奮しても吠えたり攻撃をせず、適切な距離感を保つことができます。
4.飼い主との信頼関係が築けている
飼い主との信頼関係をしっかりと築くことができている場合、飼い主からの指示を冷静に聞くことが可能です。
そのため、興奮状態や不安を抱えているときでも飼い主の言うことを聞き、パニック状態にならずにいることができます。
どのような状態でも、飼い主が近くにいるから大丈夫だという安心感を抱かせてあげることで、冷静かつ落ち着いた性格になるのではないでしょうか。
お家の中ではやんちゃをしていても、外ではしっかりと言いつけを守れるようメリハリのある行動を取るようにしつけをしていきましょう。
「冷静な性格の犬」に育てるポイント
犬の性格は生まれ持った気質の影響も大きいですが、育て方や環境で「冷静な性格」にすることも可能です。
そのためにはまず、私たち飼い主が冷静で落ち着いた対応を心掛けることが大切です。飼い犬の性格や性質を知り、社会性を育てるトレーニングを子犬のうちから積むようにしていきましょう。
日々犬のエネルギーが余ってしまわないように、しっかりと発散させコミュニケーションを取ることも大切です。
散歩や遊びの時間はしっかり取り、イタズラなどは冷静に対応し興奮をあおらない姿勢を見せることで行動にメリハリを持つことができます。
私たちの咄嗟の反応で犬を興奮させることもあるので、日々の行動に注意しながら愛犬としっかり向き合うようにしていきましょう。
まとめ
「冷静な性格」と言われる犬は、大人しく飼い主以外の動物にも好意的であることが特徴です。
子犬の頃からさまざまな場所に行ったり、他の動物と触れ合ったりする機会を作ることで社会性を身に付けることができます。
社会性が身に付くことで、知らない場所や人の前で吠えたりイタズラをしたりすることがなくなります。
どのような環境下でも、どっしりと落ち着いた状態を保つことが可能です。
また、遊ぶときには思い切り楽しみ、それ以外の場面を大人しく過ごすことができるようになると「冷静な性格」と言えるのではないでしょうか。
押さえつけて大人しくさせるのではなく、飼い主を信頼して指示を聞くようになることが理想の関係と言えるでしょう。