犬がする「おちゃめな行動」
飼い主をクスッと笑わせてくれる愛犬のおちゃめな行動には、どのような目的や意味があるのでしょうか。
犬のおちゃめな行動って、癒されたり、楽しませてもらったり、悪ふざけをするような行動でさえも可愛くて憎めないですよね。
1.お散歩の途中で拾った石や木の枝を持ち帰る
犬がお散歩の途中で拾った石や木の枝を持ち帰るのは、ただのおちゃめな行動ではなく、狩猟本能による行動なのではないか、と考えることができます。
犬には収集癖があるなんて言いますが、石や木の枝は狩りで獲たものであり、所有したい気持ちや独占したい気持ちがあります。
持ち帰った石や木の枝が庭や玄関先に転がっているのであれば、衛生面も考えて、こっそり処分してしまった方がよいでしょう。
木の枝で遊ぶことが好きなのであれば、犬のおもちゃとして売られているものを購入してはいかがでしょうか。
2.おもちゃを渡すフリして猛ダッシュで逃げる
遊んでほしくておもちゃを持って来たんだと思い、おもちゃを受け取ろうと手を伸ばした瞬間、おもちゃを渡すフリして猛ダッシュで逃げるおちゃめな行動は、飼い主をからかって楽しんでいますね。
こんなときは、本気でおもちゃを取ろうとするのではなく、延々とおもちゃを奪えないフリをしてあげた方が犬は喜びます。
滑ったり、転倒したり、家具や壁に犬がぶつかって怪我をすることがないよう、十分に注意して遊びましょう。
3.飼い主の顔を覗き込んでペロッと舐めて逃げる
心配そうに飼い主の顔を覗き込み、ジッと見つめていたかと思うと、口元や頬をペロッと舐めて逃げるおちゃめな行動には、愛犬の飼い主を思う気持ちが込められているのではないでしょうか。
「何してるの?」「どうしたの?」「元気なくない?」と言っているのかもしれません。
何ともなさそうな飼い主の表情を確認し、「何だ、平気そうじゃん!」と、ペロッと舐めて逃げるのは、いつも通りの飼い主であることを知って安心したからでしょう。
ペロッと舐めると、「キャーッ♡」と、飼い主が高い大きな声を出すことに興奮し、面白がって、おちゃめな行動を繰り返しているということも考えられると思います。
犬に舐められると、人畜共通感染症に感染する恐れがあります。犬が飼い主の顔を舐めるのは、愛情表現のひとつですが、過剰なスキンシップには注意が必要です。
4.誰に対しても甘え上手
飼い主や家族だけでなく、たまに会う親しい人や初対面の人、トリマーさんや獣医さんなど、とにかく誰に対しても甘え上手な犬のおちゃめな行動には、見習いたいとさえ思ってしまうのではないでしょうか。
「確信犯」「あざとい」「天然」なんて言われることもありますが、誰に対しても甘え上手な犬は、たくさんの人に愛される、幸せな犬だと思います。
人に対してだけではなく、犬に対しても甘え上手な子は、おともだち犬も多いのではないでしょうか。
会った瞬間、どのように行動するべきなのか、どのように行動すれば仲良くなれるのか、相手の気持ちを読み取る能力にも優れているように思います。
- 笑顔でしっぽをブンブン振って近づいてくる
- 目の前にゴロンと仰向けに寝転がる
- 体をスリスリしてくる
- 抱っこをおねだりする
- 勝手にお手をする
このような行動が、誰に対しても甘え上手な犬のおちゃめな行動としてよく見られます。
まとめ
犬がするおちゃめな行動を4つ解説しました。
- お散歩の途中で拾った石や木の枝を持ち帰る
- おもちゃを渡すフリして猛ダッシュで逃げる
- 飼い主の顔を覗き込んでペロッと舐めて逃げる
- 誰に対しても甘え上手
人間の場合では、おちゃめな行動を「子供っぽい」「無邪気」なんて言葉で表現することがありますが、犬のおちゃめな行動には、人を虜にしたり、癒したり、楽しませたりする力があるようです。
我が家の犬たちは高齢で、おちゃめな行動は滅多に見られなくなってしまいましたが、たまに見せてくれたときは、本当に可愛くて幸せな気持ちになります。
あなたの愛犬には、どんなおちゃめな行動があるでしょうか。ぜひ可愛いおちゃめな行動をコメントでシェアしてくださいね♡