犬が人に『やめてほしい』と思っていること5選
飼い主の何気ない行動に、実は犬が「やめてほしい」と思っていることがあります。ここでは犬が人に「やめてほしい」と思っていることを確認しましょう。
1.近くで突然大きな声を出す
犬は警戒心が強く、なおかつ聴力が優れています。そのため、近くで突然大きな声を出すと、私たちが思っている以上に驚いてしまい、強いストレスを感じているのです。
何度も犬の近くにで大きな声を出していると、犬にとって「この人は突然大きな声を出す怖い人」「要注意人物」と認識されてしまうので気をつけましょう。
2.騙して期待を裏切るような行為
愛犬の反応が可愛いからと、ついからかうような行動をとっていませんか。愛犬を騙すように期待を裏切る行為は、たとえ飼い主から見て大きな出来事ではないと思っていても、犬にとっては大きな裏切り行為と映っていることが多いです。
こうした行動ばかりしていると、徐々に犬からの信用を失い、「嫌なことばかりしてくる人」「どうせまた期待を裏切られるんだ」という気持ちになってしまいます。
3.嫌な臭いをまとったまま触れる
犬は嗅覚がとても優れているため、わずかなニオイでも強く感じ取ることができます。
犬にとって、人工的なニオイ(香水やタバコ、アルコールなど)は不快に感じます。こうした臭いをまとったまま愛犬に触れると、愛犬は強いストレスを感じているかもしれません。
大好きなはずの飼い主に嫌な気持ちを抱いてしまったり、近づかれるたびに警戒心が高まってしまうので、愛犬と触れ合う前に犬が嫌がるニオイを身にまとうのはやめましょう。
4.食事中や睡眠を邪魔される
犬にとって食事や睡眠は生きる上でとても大切な時間です。このときに触れたり声をかけたりと邪魔してしまうと、ストレスをかけてしまうと同時に、しっかり休養を取れなくなってしまいます。
食事中に話しかけてしまうと、本能的に取られると思ってしまい早食いにつながる恐れがあります。また、睡眠中にかまってしまうと、途端に警戒心が働いてしまう犬も多いので気をつけましょう。
5.しつこくかまい続ける
犬は飼い主とふれあうことが好きな子も多くいます。しかし、だからといって四六時中かまってほしいわけではありません。
離れた場所で休んでいる愛犬を見つけてかまいに行ったり、四六時中隣にいようとすると、愛犬の休む時間がなくなってしまい、かえってストレスを与えていることも多いです。
中には飼い主と一緒にいることが当たり前となり、少し離れただけでも強い不安に襲われる『分離不安』になってしまう犬もいるので気をつけましょう。
愛犬が嫌がる行為をやり続けると起こる悪影響
上記で紹介したような愛犬が嫌がる行為をやり続けた場合、どのような悪影響が起こると思いますか。まず、愛犬からの信頼が失われ、関係性が崩れる恐れがあります。
「飼い主がいると疲れる」「イライラする」「自分のことを理解してくれない」と感じ、強いストレスから食欲不振や元気消失といった鬱症状を発症することも。
また、信頼関係が失われることで、問題行動を頻繁に起こすようになったり、飼い主の言うことを聞かなくなるといったしつけ面での悪影響も懸念されます。愛犬が嫌がる行為は意識的に改善し、強固な信頼関係を築けるよう努めましょう。
まとめ
いかがでしたか。実は飼い主がやりがちな行為の中に、愛犬たちが「やめてほしい」と切に感じている行為が該当します。今回紹介したようなNG行為を直し、愛犬が快適にストレスなく過ごせるよう努めましょう。