犬が苦手に感じる人の特徴や共通点
犬になつかれやすい人もいれば、犬が苦手に感じやすい人もいます。では、犬が苦手に感じる人にはどのような特徴や共通点があるのでしょうか。
- 初対面でいきなり距離を縮めてくる
- しつこく近づこうとしてくる人
- 甲高い声や大きい声
- 動作が大きい(乱雑な動作)
- 香水やタバコなど人工的なニオイが強い
犬は警戒心が強く臆病な動物です。そのため、驚いてしまうような行動や不安を煽るような行動をとる人に苦手意識を抱きます。
また、嗅覚や聴覚の優れている犬にとって、突然の大きな音や強いニオイは苦手意識を抱きやすい特徴に該当します。
犬が『大嫌いな人』にみせる仕草や行動5選
犬は「この人、嫌いだな」と思う相手に対して、どのような仕草や行動をみせるのでしょうか。ここでは犬が『大嫌いな人』にみせる仕草や行動を紹介します。
1.飼い主の後ろに隠れる
苦手な相手から守ってもらおうと、信頼できる飼い主の後ろに隠れることがあります。家の中であれば、より距離を取るために家具やカーテンの後ろに隠れることもあるでしょう。
ただし、この行動は、犬によって初対面のすべての相手にみせることもあるので、必ずしも嫌われているとは限りません。
2.近づかれた時に後退りする
相手が少しでも近づいたとき、後ろへと重心を置いたり後退りするような行動がみられた場合は、苦手意識を抱いている可能性があります。
本能的に「距離を取らないと」と感じているためにこのような行動をとっていると考えられるので、無理に近づかず、犬が安心して少しずつ自分から近づけるようになるまで待ちましょう。
3.唸ったり歯を剥き出して見せる
強気な犬の場合は、大嫌いな相手に会うと唸ったり吠えたり、歯を剥き出して「こっちにくると攻撃するぞ」と威嚇することもあるでしょう。
わかりやすく「近づくな」と苦手意識を全面に出している状態なので、相手も自分からこれ以上近づこうとはしないはずです。
4.硬直したままじっと見つめる
相手のことをじっと見つめている犬を見て「もしかして興味を持っているのかな」と勘違いする人もいますが、硬直した状態でじっと見つめているときは警戒しているサインです。
初対面の相手ならば多くの犬が見せる行動ですが、何度も会っているのにこの行動をとる場合は、苦手意識を持たれている可能性が高いでしょう。
5.触れられたときにストレスサインを見せる
犬に触れたとき、ストレスサインをみせられた場合は苦手意識を持たれている可能性があります。
- あくびをする
- 体を大きく左右に震わせる
- 自分の鼻をぺろぺろと舐める
- 仕切りに地面の匂いを嗅ぐ
このような行動がストレスサインに当てはまります。苦手意識を持たれていたり、まだ警戒されている可能性があるので、無理せず犬にペースに合わせて少しずつ親しくなっていきましょう。
犬と親しくなるために意識すべきこと
犬と親しくなるためには、犬が安心してコミュニケーションを取れるよう配慮することが重要です。
- 初対面では手を差し出して匂いを嗅がせる
- 人間側から無理に距離を縮めようとしない
- ゆったり落ち着いた動作や話し方を意識する
- 触れ合うときはしゃがんで威圧感がないように接する
初対面で突然近づくことはせず、まずは手を差し出して匂いを嗅いでもらいましょう。犬は匂いを嗅ぐことで相手の情報を収集し、相手のことを知ることで安心できるからです。
そのほかにも上記で紹介したように犬が安心してコミュニケーションをとれるよう、犬に合わせた接し方を意識してください。
まとめ
いかがでしたか。犬が大嫌いな人にみせる仕草や行動をみせられたからといって、今後も仲良くできないとは限りません。犬が安心するまで匂いを嗅がせてあげたり、犬の目線に立ち安心してコミュニケーションが取れるよう配慮してあげましょう。