多頭飼いの犬同士に仲良くしてもらう5つのコツ 喧嘩が絶えないときに飼い主がすべきこととは

多頭飼いの犬同士に仲良くしてもらう5つのコツ 喧嘩が絶えないときに飼い主がすべきこととは

犬は頭数が多いほどにぎやかで、違った楽しみができますよね。しかし、犬同士の喧嘩が絶えないときはどうすべきでしょうか?この記事では、多頭飼いの犬同士に仲良くしてもらう5つのコツをご紹介します。

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多頭飼いの犬同士に仲良くしてもらうコツとは

3頭の犬

たくさんの犬に囲まれた生活に魅了され、多頭飼いに踏み切る方が増えています。しかし、犬同士は必ずしも仲良くできるという訳ではなく、予想以上に険悪なムードになるケースもありますよね。

そんな時、飼い主としてすべきことは何でしょうか?多頭飼いの犬同士に仲良くしてもらう5つのコツを参考にしてみてください。

1.時間をかけて距離を縮めさせる

新しい犬を迎える際には、時間をかけてゆっくりと距離を縮めるのが大切です。迎えた日から1週間程度は別々の部屋で過ごし、その間に「新しい犬」の存在を先住犬に察知させます。

新しい犬も環境の変化に慣れるまでは、リラックスできない状態にあるため、自分から外の世界に興味を持つまではケージの中で過ごさせましょう。

いきなり自由にさせると驚きや不安から、思わず噛みついてしまう可能性もあります。慣れるまではケージ越しに会わせ、落ち着いて対面できるようになるまで待つのがコツです。

2.先住犬を優先する

犬の社会では、先輩と後輩の上下関係が重要です。先住犬にとって、飼い主さんは1番大切な存在です。それなのに、新しい犬に愛情を注いでしまうと、先住犬の嫉妬心に火をつけてしまうでしょう。

ですので先住犬には、これまで以上の愛情を注ぐことを心がけましょう。飼い主さんが新しい犬に独占されないことがわかれば、後輩犬に家の中のルールを教えるなど、先輩らしく振る舞うようになります。

3.自然にまかせる

犬同士が仲良く遊ぶ姿こそ、飼い主さんが望んでいる光景だと思います。しかし、無理に犬同士を引き合わせたり、気乗りしていない犬同士を遊ばせようとするのは、逆効果になる可能性があるため注意しましょう。

それよりも、自然の流れにまかせてみてください。先住犬と後輩犬、それぞれペースが違うだけかもしれません。

4.競争心をあおらない

犬同士を仲良くさせようとする中で、競争心をあおるような行動を取らないように注意しましょう。例えば、おもちゃの奪い合いやおやつの取り合いなど、犬の喧嘩に発展するきっかけを作らないことが重要です。

犬が本気で喧嘩をすると大けがを負う可能性があり、何よりもストレスを感じてしまいます。穏やかな関係を作るためにも、犬同士を競争させる行為は控えましょう。

5.個々のスキンシップ時間を取る

犬の頭数が増える分だけ飼育への負担は大きくなり、飼い主さん自身も多忙な生活になるでしょう。しかし、犬にとって飼い主さんから撫でてもらったり、遊んでもらったりする時間は何よりも大切であることを忘れないでください。

スキンシップ時間が減るとストレスにつながりやすく、犬同士の喧嘩も勃発しやすい状況になります。犬の喧嘩が増えれば飼い主さんのストレスも増え、負のループに陥ってしまう可能性が高まるでしょう。

個々のスキンシップを取るのは大変かもしれませんが、みんなの関係を良好にするためにも時間を確保するように心がけてくださいね。

犬同士の喧嘩が絶えないときの対策

喧嘩しそうな犬同士を引き離そうとする飼い主たち

もし、犬同士の喧嘩が絶えないときは、以下のような対策を取ってみましょう。

一緒に過ごす時間を短くする

顔を合わせるたびに喧嘩をする状況は、できるだけ避けなければなりません。一旦、一緒に過ごす時間を短くして、それぞれ別の部屋で過ごさせるなどの対処を取りましょう。

同じ犬とはいえ、生まれた環境や犬種による特性など、さまざまな原因によってノリが合わないケースもあります。しかし、これから少しずつ仲良くなる可能性もゼロではありません。

まずは、それぞれの犬が落ち着いて過ごせる環境を作ることを優先しましょう。

食事やケージは別々に用意する

多頭飼育をする場合も、食事やケージは犬ごとに用意することが大切です。食事のたびに喧嘩が起きる場合は、ケージの中で食べさせるなどの対応を行ってください。

犬にとって汚れたトイレもストレスにつながるため、できるだけ個別に用意することをおすすめします。犬の個体別に食事や水、トイレを用意した方が、それぞれの健康チェックもきちんと管理できますよ。

ストレスを発散させる

犬同士が喧嘩をする原因に、ストレスが関係している場合もあります。先輩犬が嫉妬心から後輩犬に噛み付くなど、何らかの感情が絡んでいることも少なくありません。

できるだけ個体別にスキンシップや遊ぶ時間を作り、散歩や食事などは先住犬を優先しながら犬同士の関係に水を刺さないよう気を配りましょう。

目を離さないこと

複数の犬を飼育する上で重要なのが、決して目を離さないことです。とくに喧嘩をする可能性がある場合は、犬同士だけで自由にさせるのはやめましょう。

家事や外出をする際には、それぞれの犬をケージの中に入れてからその場を離れるようにしてください。

まとめ

3頭のドーベルマン

今回は、多頭飼いの犬同士に仲良くしてもらうコツについて解説しました。

犬同士の喧嘩は決して珍しくはなく、多頭飼いをする飼い主さんの多くが経験しています。まずは付かず離れずの状況を作り、焦らずに見守ってみてください。

もし手が負えないほどの状況に陥った場合は、ドッグトレーナーなどの専門家に相談することをおすすめします。

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