「高いもの=良質」というわけではない!?
ここ数年、あるゆる物の値段が高騰していますよね。食材や水光熱、ガソリンに始まり交通機関や宿泊費なども、様々な要因により値上がりしています。節約しなければと家計の見直しをしているご家庭も多いのではないでしょうか。
そんな中でも、大切な愛犬にかける費用は惜しみたくない…!そう考える方も多いとは思いますが、高い商品が万能に良いとも一概にはいえません。個々の考え方や価値観、ライフスタイルによって良い商品は変わってくるからです。
そんな実は高いものを買う必要がない『犬用品』を紹介していきます。
お金をかけなくていい犬用品とは?
1.犬用食器
愛犬に毎日ごはんを与えるのですから犬専用の食器は必須です。お部屋のインテリアに馴染むようなデザインや、愛犬のために…と高価な商品を選ぶ方も多いと思いますが、決してそうするべきともいえません。
犬用食器として定番であるステンレス製食器も、アレルギー体質のワンコは反応を示してしまう場合があります。オシャレで高価なイメージがある陶器製食器は、重みがあるので扱いにくさがありますし、割れたり欠けたりする恐れがあるので十分な注意が必要です。
犬が食べているときにガタガタずれない重さと、食べやすさ・洗いやすさといった利便性を重視しても何ら問題はありません。大切なのは、食器ではなく「与える中身」です。
2.ペットシーツ(トイレシート)
犬のトイレトレーにセットするペットシーツも高価なものを買う必要がない商品のひとつです。各メーカーから実に様々な機能を謳ったシーツが販売されています。消臭力が高い、吸収性に優れている…など魅力的な文言が並びます。
しかしペットシーツはあくまで使い捨てです。留守番が長いので匂いが気になる、など明確な理由があれば別ですが、日常使いするものとしてはそこまで高機能な商品を買う必要はありません。
1回分のおしっこを吸水できるだけのペットシーツを使い、その都度取り替えれば匂いも気にならないはずです。
3.犬用ベッドやマット
犬自身の居場所として犬用ベッドやマットは有効的なので、購入した方が良い商品といえます。愛犬の定位置として馴染んでいるというご家庭も多いと思います。
ただ、購入したものの愛犬が気に入らないのか使ってくれない、ということが案外起こり得ます。こればかりは与えてみなければ分からないものです。何度も買い替えた…という飼い主さんもいるかもしれません。
しかも噛んだり振り回されたりしてしまい、早々に中の綿があふれ出した…このような話も珍しくありません。
ですので、買い替えるのを躊躇するような高価なベッドやマットを購入する必要はありません。傷みや汚れが気になったらスムーズに新しいものに交換できるリーズナブルなものがおすすめです。
4.おやつ
最後にご紹介するのはおやつです。トレーニングのご褒美やコミュニケーション手段としても有効なおやつですが、必ずしも高価なものを与える必要はありません。確かに安価な商品は添加物が多く含まれていることも多いため、おすすめはできません。
鹿の骨やアキレスなどは好んで齧る犬も多いですが、値段も高く何より固いため歯が欠けたり折れたりする事故は往々にして起こっています。
おやつはあくまで「嗜好品」なので金銭面で余裕があるとき、さらに愛犬が肥満気味でないときに与えるもの、ともいえます。
ご褒美としてあげるおやつであれば、茹でたササミやさつまいも、リンゴなど犬に与えてもいい自然の食材を与えることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか。「大切なうちの子には良いものを与えたい!」と思う人も多いかもしれませんが、犬自身はブランド物は理解できません。どんなに高価格な犬用品でも、汚したり、噛んでしまったりすることもあるでしょう。
何か犬用品を購入するときは、商品の口コミを吟味したり獣医師さんに相談するなど価格以外の要素も加味するとよいと思います。そして節約できた分の費用は、犬の食事や医療費などグッズ以外の予算として回せるとベストですね。