犬が行きたくない『嫌いな場所』3つ 苦手な理由やシーン別の配慮してあげるべきことを解説

犬が行きたくない『嫌いな場所』3つ 苦手な理由やシーン別の配慮してあげるべきことを解説

苦手だと感じる場所や嫌いな場所がある犬は少なくありません。この記事では、犬が特定の場所に行きたがらない理由や、配慮してあげたいことについて解説します。

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1.お祭り会場や商店街などの人混み

人の足元にいる犬

飼い主さんは犬と一緒にお出かけしようと思って、色々な場所に連れていくことがあると思います。それは犬にとって楽しいことでもありますが、その場所が苦手な場所の場合はストレスの原因となってしまいます。

特に、商店街のように賑わっている場所をはじめ、お祭り会場や初詣の神社などの人混みは、苦手だと感じる犬が多いので注意しましょう。

最近は大型ショッピングモールやテーマパークなどでも、「犬連れOK」とされていることが増えてきました。そのため、愛犬と一緒に外出や旅行もしやすくなってきています。そういった場所は飼い主さんは楽しいと感じることが多く、だからこそ「愛犬も連れて行ってあげたい」と思うものです。

しかし、犬の性格によっては十分に楽しめないこともあるということを、しっかりと意識してください。

苦手な理由や配慮すべきこと

犬が人混みを苦手だと感じるのには、いくつかの理由があります。

まず考えられるのが、大きな音や騒がしい音が常にしていることです。犬は聴力が優れているので大きな音にびっくりしやすいだけでなく、人間にとっては気にならないような音もたくさん聞き取ってしまい、ストレスになることがあります。

また、周囲にいる人から突然触られたり「かわいい!」と騒がれたりすることも珍しくなく、犬は不安や恐怖を感じることがあります。時には人混みの中で、足や尻尾を悪意なく踏まれてしまったり、体を蹴られたりしてしまうこともあるでしょう。

人が多くいる場所に犬を連れて行くとき、まずは愛犬がそういった場所で不安やストレスを感じて楽しめるタイプかどうかを判断してください。

その上で犬が必要以上に人と接触しないように、キャリーバッグやカートを利用したり歩く道を選んだりするなど、安全に過ごせるように工夫しましょう。

2.交通量の多い道路や線路の近く

横断歩道前に座る犬

車やバイクが多く走っている道や線路際の道は、歩くときに不安やストレスを感じる犬が多くいます。

そういった道を歩こうとすると、嫌がってその場から逃げるように早足になったり、怯えて引き返そうとしたりする犬も少なくありません。

そのほかにも走っている車やバイクに吠えかかったり、追いかけようとしたりする犬もいます。

苦手な理由や配慮すべきこと

車やバイクのエンジン音は低く響きます。エンジン音や走行音のほかにも、金属音やクラクションの音が聞こえることもあるでしょう。

そういった音に対して、驚いたり怖いと感じたりする犬はたくさんいます。また、すごいスピードで犬の横を走り抜けていく車やバイク、電車に恐怖を覚えることも自然なことでしょう。

強い恐怖を感じている場合は、無理に連れて行くとさらに嫌がるようになってしまいますが、交通量の多い道などへの社会性を身につけさせることも必要です。

3.動物病院やトリミングサロン

診察を受けている犬

動物病院やトリミングサロンのように、健康的で快適な犬の生活を守るために必要な場所でも、犬自身が嫌がることは珍しいことではありません。

動物病院で注射をされて痛い思いをしたり、トリミングサロンで長時間同じ場所に固定されたりして、犬は苦痛を感じることがあります。

それらの行為が犬のためにおこなわれるということは、人間には理解できても犬には「なぜか嫌なことをされる」としか認識されないことが多いでしょう。

苦手な理由や配慮すべきこと

動物病院やトリミングサロンでは、どうしても犬が苦痛やストレスを感じるようなことをしなければならないときがあります。

それらの必要性を言葉で説明して理解してもらうことは難しいため、犬がそうした場所を嫌いになってしまうことは仕方のないことかもしれません。

しかし、少しでも犬の不安やストレスを軽減するために、体を触られたり固定されたりすることに慣らしたり、動物病院やトリミングサロンに行く楽しみをつくってあげたりするといいでしょう。

自宅でブラッシングや爪切り、耳掃除の練習をしたり、動物病院に到着したら特別なおやつをあげたりしてください。可能であれば、獣医師や看護師、受付の方などに協力してもらうとさらに効果的です。

まとめ

不安そうな黒い犬

犬が行きたくない場所や苦手な場所は、それぞれの性格や気質によっても異なります。まず大切なのは、愛犬が何を苦手としているのかを把握することと、無理せず時間をかけて刺激に慣らして克服を目指すことです。

また、犬にとって不安やストレスが少ない時間帯や道を選ぶといった、できるだけの配慮もしてあげるようにしてください。

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