犬にイライラしても絶対やってはいけないタブー行為4つ 愛犬をストレスの捌け口にしないで

犬にイライラしても絶対やってはいけないタブー行為4つ 愛犬をストレスの捌け口にしないで

犬にイライラしても絶対にやってはいけないタブー行為をご紹介します。愛犬をストレスの捌け口にしないよう、ぜひチェックしてください。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

犬にイライラした経験がある飼い主は多い

チワワを抱いて頭を抱える女性

犬を家族にすると楽しいことや笑えること、癒されることが多いですよね。しかしその一方で、愛犬にイライラしてしまうこともありませんか?

犬を飼うということは、楽しいことばかりではありません。しつけが上手くいかず、そこら中で粗相をされたり、大切な物を壊されたり…。そういったことが続くと、つい愛犬に対してイライラしてしまうのは自然なことです。

飼い主さんの中には犬に怒ってしまうことに自己嫌悪を覚えたり、愛犬にうまく指示ができないことに落ち込むなどして悩んでしまう方もいるかもしれませんが、犬のしつけが上手くいかなくてイライラしてしまうのは「飼い主あるある」。あまり思いつめないようにしましょう。

とはいえ、イライラした感情をそのまま愛犬にぶつけてもしつけは上手くいきません。愛犬をストレスの捌け口にしてしまうと、愛犬との信頼関係が崩れてしまうこともあります。

飼い主さんはイライラしてしまう自分の気持ちに上手に向き合い、愛犬には常に落ち着いて接するよう心がけましょう。

犬にイライラしても絶対にやってはいけないタブー行為4つ

伏せた犬と拳

ここからは、犬にイライラしても絶対にやってはいけない行為をご紹介します。

愛犬に対して怒りを感じても、これらの行動をするのではなく深呼吸をして感情をコントロールできるようにしましょう。

1.暴力を振るう

犬にイライラしたからといって、殴ったり蹴ったりするのは絶対にNGです。

暴力を振るわれた犬は飼い主に対して強い恐怖心を覚え、信頼することができなくなってしまいます。トラウマによって臆病な性格になってしまったり、自分の身を守るために人間に対して攻撃的になったりする犬も珍しくありません。

そもそも、犬に対する暴力は虐待であり犯罪行為です。イライラしても暴力的な行為はしないようにしましょう。

2.無視をする

犬を無視する行為が要求吠えや飼い主の気を引くための甘噛みなど、犬の問題行動をしつけるために意味のあるものであればOKです。

しかし愛犬にイライラするあまり、ずっと無視をし続けるのは良くありません。人間であれば無視をしてくる相手に対して「何か怒っているんだな」と感じ取ることができますが、犬にはそれを理解することは不可能です。

ずっと無視されていると、犬は「ご主人に嫌われてしまったのかもしれない」と不安になり大きなストレスを感じてしまいます。犬に対する感情的な無視はマイナスにしかならないので、しないようにしましょう。

3.罰を与える

愛犬にイラついたからといって、罰を与えてこらしめようとするのはNGです。

  • ご飯を与えない
  • 散歩に連れて行かない
  • トイレを汚れたまま放置する
  • 閉じ込める など

犬にはこういった行為が悪いことをしたことによる罰だとは理解できず、ただ飼い主さんから酷いことをされているという認識になってしまいます。信頼関係が崩れる原因にもなるため、犬にイライラしても罰は与えないようにしましょう。

4.感情的に叱る

犬を叱る時、ついイライラして感情的になってしまうこともあるかもしれません。しかし、犬に強い言葉で怒りをぶつけながら叱っても怖がらせてしまうだけで、しつけとしての効果は薄くなってしまいます。

叱る時は自分の感情をぶつけるのではなく、「ダメ」「いけない」など短くハッキリと愛犬に叱っていることが伝わるようにしましょう。

まとめ

イタズラした犬を指さす手

愛犬にはイライラしたくないものですが、私たち飼い主も人間である以上ストレスがたまったり、怒りを感じてしまうのは仕方がないことです。

大切なのは、イライラした感情を犬にぶつけずに自分でコントロールできるようにしておくこと。愛犬にイライラしてしまった時は、まず深呼吸をして数秒間時間を起きましょう。そうすれば、少しは怒りの感情がおさまってくれるはずです。

愛犬とは常にできるだけ落ち着いてコミュニケーションが取れるよう心がけ、頼りがいのある飼い主だと思ってもらえるようにしましょう!

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