愛犬に対しての「無意識なNG行動」
飼い主の無意識なNG行動が、愛犬を悲しませたり、傷つけたりすることがあります。無意識なNG行動なので、飼い主は気づけないはずですよね。
「これは愛犬に対しての無意識なNG行動だったのか…」と、気づけることが大切です。そして、改善できるように少しずつ行動していけば大丈夫です。
1.ながらコミュニケーションをすること
ながらコミュニケーションをすることは、愛犬に対しての無意識なNG行動です。
スマートフォンでゲームをしながら愛犬とコミュニケーションしていませんか。「構って♡」と甘えてくる愛犬の体を撫でながら動画を観ていませんか。
今、心の中で(やってるかも…)と思ってドキッとした飼い主は決して少なくないはず。
犬が「構って♡」と甘えてくるときは、「私だけを見て♡」という気持ちが込められています。スマートフォンを見ているときに限って、愛犬の構って攻撃を受けていませんか。
自分以外の何かに飼い主が注目しているとき、ヤキモチを妬いているんです。ただ悲しんで、ふて寝をしてしまう犬もいます。
愛犬とコミュニケーションするときは、スマホを手から放しましょう。通知が鳴ると気になって見てしまうという場合には、重要な連絡以外は通知をOFFにしましょう。
2.大きな声で叱ること
大きな声で叱ることは、愛犬に対しての無意識なNG行動です。
犬は「叱られている」ではなく「怖い」と感じます。大きな声を上げる飼い主に対して、緊張しますし、不安になります。
日常的に大きな声で叱られていると、また恐怖を与えられるのではないかと思い、常にビクビクと怯えながら生活しなければならなくなってしまいます。飼い主に対して、安心感を得られなくなってしまいます。
叱る必要があるときは、低めの声で一言だけ「ダメ」や「いけない」と言いましょう。それで十分です。
何かダメなのか、なぜ叱られたのか、ということを理解できるまでには、どんなに賢い犬だって時間がかかります。根気強く「ダメ」「いけない」と教えてあげてください。
つい大きな声で叱ってしまいそうになったときは、目を閉じて深く深呼吸しましょう。イライラしてしまったときは、一旦、愛犬を無視しても大丈夫です。
3.事後を叱ること
事後を叱ることは、ほとんどの飼い主が愛犬に対して無意識にやってしまっているNG行動です。
愛犬の危険な行動や間違った行動は、その行動をしている最中や直後に叱ることが重要です。
お留守番中のイタズラや粗相など、事後を叱られても何を叱られているのか上手く理解できません。叱ってもやめてくれない、同じ行動を繰り返すなどの原因でもあります。
事後を叱るのは、正直、感情的になってしまっているだけです。愛犬のために叱るのであれば、最中や直後にしましょう。
私の場合、お留守番中のイタズラは、心を無にして後片付けするようにしています。
4.嘘をついてぬか喜びさせること
嘘をついて従わせることは、愛犬に対しての無意識なNG行動です。
「お出かけするよ~」と言われて大喜びで飼い主について行ったけど、実際には動物病院だった、なんて犬をガッカリさせるばかりです。
そんな日に限って、注射を打たれて痛い思いをしたり、苦手な爪切りをされたりしては、飼い主への信頼も獣医師への信頼も失われてしまうかもしれません。
嫌がってあばれたり、クレートに入ってくれなかったりすることがあるかと思いますが、愛犬にとって嫌なことも苦手なことも、正直に伝えるようにしましょう。
まとめ
愛犬に対しての無意識なNG行動を4つ解説しました。
- ながらコミュニケーションをすること
- 大きな声で叱ること
- 事後を叱ること
- 嘘をついてぬか喜びさせること
犬の心も傷つきます。飼い主の無意識なNG行動が原因だなんて、絶対に嫌ですよね。あなたにもNG行動の心当たりはありませんか?
きっとみなさんあると思います。私も同じです。そうやって、愛犬からたくさんのことを学ばせてもらっていますよね。今度はもっと意識して行動したいですね。