犬への間違った『ダメ』の使い方4選 叱られていることが伝わらないNG行為まで解説

犬への間違った『ダメ』の使い方4選 叱られていることが伝わらないNG行為まで解説

この記事では、犬への間違った『ダメ』の使い方をご紹介します。しつけに悩んでいる飼い主さんは、ご自身の行為が当てはまっていないかぜひチェックしてみてください。

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犬への間違った『ダメ』の使い方4選

しょんぼりしたラブラドールと人差し指

犬にやってはいけないことを伝えるとき、飼い主さんは『ダメ』という言葉を使うことが多いでしょう。

しかし、『ダメ』の使い方を飼い主さんが間違えている場合、犬は叱られていることを理解できないことがあります。

『ダメ』の意味が分からない犬はしつけが上手くいかず、「愛犬を叱っても言うことを聞いてくれない」などと飼い主さんが悩んでしまうことが少なくありません。

そこでここでは、犬にはどんな『ダメ』の使い方がNGなのかご紹介しますので、愛犬のしつけに悩んでいる飼い主さんは思い当たる項目がないかチェックしてみましょう。

1.高い声で優しくダメと伝える

特に女性に多いのですが、犬を叱る時に高く優しい声で「ダメ!」というのはNGです。犬は相手を威嚇する時に低い声、甘えたり遊びに誘ったりする時に高い声を出す習性があります。

そのため、飼い主さんがたとえ怒って「ダメ」と言っていたとしても、高い声を出している場合には「ご主人は遊んでいる」「楽しそうにしている」と認識してしまうのです。

2.何度も『ダメ』と繰り返す

あなたは犬を叱る時、「ダメ!ダメだよ!ダメダメ!」と何度も『ダメ』を繰り返していませんか?

犬は短くハッキリした言葉しか意味を理解できないため、何度も同じ単語を繰り返されると「ご主人は何を言っているんだろう?」とキョトンとしてしまうことが多いです。

犬に「やってはいけない」という指示を的確に伝えるためには、短く印象的な言葉を使用しなくてはいけません。

3.言葉を統一しない

犬を叱る時は『ダメ』という言葉の他、「いけない」や「NO」などが使われることが一般的です。どの言葉を使うかは飼い主さんが言いやすいものを選べば良いのですが、叱るたびに言葉を変えてしまうのは犬が混乱してしまうためNGです。

普段は「NO」という言葉で叱られているのに、飼い主さんが気まぐれで「ダメ」と言ってしまうと犬は叱られていることが理解できません。叱る言葉は統一し、犬にしっかり伝わるようにしましょう。

4.お説教をしながら『ダメ』と言う

前述のとおり、犬は短い言葉しか理解できないため、お説教をしながら「ダメ」と言ってもうまく伝わることはありません。

長々と飼い主さんが叱りつけても、犬は反省するどころか「ご主人なんだかたくさん話してるなぁ」としか思わないでしょう。犬を叱ったりしつける時にお説教は無意味だと考えてください。

犬に『ダメ』を正しく伝える方法

ダックスにしつけをする女性

ここからは、犬に『ダメ』を正しく伝える方法をご紹介します。犬のしつけを効果的に行いたい飼い主さんは参考にしてくださいね。

1.低い声で「ダメ」という

犬に「ダメ」と伝える時は、できるだけ低い声を出しながら伝えましょう。地声が高いという方も普段より低い声を出すことを意識すれば、犬は「ご主人の声がいつもと違う」と反応し、叱られていることを理解しやすくなります。

2.短くハッキリと伝える

犬を叱る時は、短くハッキリと「ダメ!」というのが効果的です。長々と叱ったり、何度もダメと繰り返すよりも、「ダメ!」と短く言い切ったほうが犬の耳に届きやすくなりますよ。

3.同じ言葉で伝える

犬を叱る時に使用する言葉は統一するようにしてください。家族でバラバラの言葉を使ったり、気分で別の言葉を使うと犬が混乱してしまいます。

同じ言葉で伝えることを意識すれば、犬も「自分は叱られている」と理解できるようになるはずです。

まとめ

柴犬の子犬にかざした人の手

愛犬を叱ってもあまり効果がないと感じている飼い主さんは、もしかしたら『ダメ』の使い方が間違っているかもしれません。

飼い主が伝え方を変えただけで犬の理解度が上がることは良くありますので、ぜひこの記事を参考に『ダメ』の使い方を見直してみてくださいね。

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