愛犬が飼い主の身体をホリホリする心理
愛犬に身体をホリホリされると痛いけど、断れない、叱ることもできない可愛さがありますよね。
なぜ犬は飼い主の身体をホリホリするのでしょうか。愛犬がどんな気持ちでホリホリしているのか、探ってみましょう。
やめさせたいときの対処法も解説しますので、怒ったり叱ったりせず、優しく愛情を持って対応してあげてくださいね。
1.構ってほしい
愛犬が飼い主の身体をホリホリするのは、構ってほしいからです。
スマートフォンを見ているとき、ホリホリしてきませんか。飼い主が動画やゲームに夢中になっているとき、愛犬はよく嫉妬しているのです。
構ってほしくて、もっと自分に注目してほしくて、飼い主の身体をホリホリすることがあります。
座ってスマートフォンを見続けていると、血行が悪くなったり、筋肉が固まってしまったり、健康によくありません。愛犬と少し軽い運動をしてみましょう。室内で簡単にできるボール遊びや引っ張りっこなどがおすすめです。
2.お散歩に誘いたい
愛犬が飼い主の身体をホリホリするのは、お散歩に誘いたいからです。
「お散歩に行こうよ~!」と、ホリホリしているのです。朝のお散歩が物足りなかったのかもしれません。室内ではなく、外に出て遊びたいのかもしれません。
「そろそろお散歩に行く時間だよ!」と、飼い主に知らせたくてホリホリする犬もいます。(時間が分かるの?時計が読めるの?)と不思議に思いますよね。
なお、夏の地面は表面の温度が60℃を超えることがあります。愛犬に身体をホリホリしてお散歩に誘われても、昼間のお散歩は控えましょう。地面を歩かせては危険です。
飼い主も愛犬もお互いに熱中症に十分に注意して、お散歩の前に水分補給をするなど、対策も行ってからお家を出るようにしましょう。
3.膝の上に抱っこしてほしい
愛犬が飼い主の身体をホリホリするのは、膝の上に抱っこしてほしいからです。
一心不乱にホリホリした後、ジッと飼い主の目を見つめることがあります。「抱っこしてくれるよね?」と、おねだりしているのです。
単純に飼い主に甘えたくて膝の上に抱っこされたいときもありますが、寒いとき、体が冷えてしまったとき、不安なとき、緊張しているときにも抱っこを要求してホリホリすることがあります。
抱っこしてあげられないときは、隣にベッドやブランケットを置き、暖かい寝床を作ってあげるとよいと思います。
自分のベッドやブランケットよりも、飼い主の服やブランケットに寝たがる犬もいますよね。私も愛犬たちとくつろぐときは、兼用のブランケットを使っています。
飼い主のニオイがする物の方が犬は安心して落ち着くことができるようです。
4.ストレスを感じている
愛犬が飼い主の身体をホリホリするのは、ストレスを感じているからです。
飼い主とのスキンシップやコミュニケーションが足りず、不満に思っているのではないでしょうか。飼い主の気を引きたくてホリホリするのです。
外に出ることができるのであれば、かるいお散歩に出てみましょう。お散歩は愛犬が飼い主を独り占めできる時間です。景色や会話を楽しみながら歩くのがおすすめです。
室内での遊びも犬のストレス発散になります。引っ張りっこは体力も使いますし、スキンシップやコミュニケーションにもなります。
また、愛犬の健康チェックも兼ねて、マッサージをしてあげてはいかがでしょうか。
まとめ
愛犬が飼い主の身体をホリホリする心理を4つ解説しました。
- 構ってほしい
- お散歩に誘いたい
- 膝の上に抱っこしてほしい
- ストレスを感じている
怒ったり叱ったりする必要はないかと思いますが、愛犬のホリホリする力によっては、飼い主の身体が傷ついてしまうことがあるかもしれません。
私もミミズ腫れができたり、ほんの少し出血があったりすることがあります。「痛いよ」と、やめさせるための声をかけることは必要なのではないかと思います。