犬の『室内での拾い食い』を予防する方法は?5つのコツや正しいしつけ方を解説

犬の『室内での拾い食い』を予防する方法は?5つのコツや正しいしつけ方を解説

犬の拾い食いは、飼い主さんにとってよくある悩みのひとつです。屋外では葉っぱなどが落ちていますが、室内でも食べカスやティッシュなどが落ちていて、愛犬がつい食べてしまう場合も。そこで今回は、「室内での拾い食い」を予防するコツについて解説します。

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犬の「室内での拾い食い」を予防するコツ

キッチンで舌なめずりをする犬

犬は散歩中でも拾い食いをしてしまう場合がありますが、室内でも同様に予想外のものを口にしてしまうことがあります。

物によっては大変なことになりかねないため、飼い主としては注意が必要です。

そこで今回は、犬の「室内での拾い食い」を予防するコツについて解説します。愛犬の拾い食いに悩んでおられる飼い主さんはぜひ確認してみてくださいね。

1.犬をキッチンに入れない

キッチンはたくさんの食べ物があり、美味しそうなニオイで溢れています。ですが、ネギなどの犬の体に毒なものが床に落ちていることがあるので、犬を入れるべきではありません。

キッチンの入り口には柵などを設置して、犬が自力で入れないようにしてしまっても良いでしょう。

また、調理中に食材を落としたと思ったら、その場ですぐに回収してください。ゴミ箱も蓋つきのものを使用し、食材は犬の手の届かない冷蔵庫や戸棚に保管しましょう。

2.低い位置に物を置かない

家の中には、ティッシュや靴下などの日用品がたくさんあります。これらを見つけて食べる、遊んで小さくなった物を飲み込んでしまう、という犬は少なくありません。

これらの日用品は消化されないものがほとんどなので、体内に詰まると内臓に刺さったり詰まったりする危険性があります。場合によっては、開腹手術が必要になることもあります。

犬に拾い食いされないためには、犬の視界に入る位置に物を置かないことです。なるべく愛犬の届かない高い位置で日用品を管理し、整理整頓を心掛けましょう。

靴下や洗濯物もつい出しっぱなしにせず、愛犬にイタズラする癖があればなおさら、見つかる前にきちんとしまうようにしてください。

3.ケージやサークルを使用する

犬を室内フリーにすることはメリットがあります。室内でも運動ができる、暑さ寒さを避けて移動できる、地震や火事が発生したら犬が自力で避難できるなどです。

しかし、愛犬が拾い食いをしやすくなるというデメリットもあります。

そのため、留守番はなるべく短時間にし、拾い食いがひどい場合は犬をケージやサークルに入れて外出しましょう。

犬が入れないスペースを作って危険なものはしまう、大型家電のような動かせないものは柵で囲む、ということも対策になります。

4.床掃除をこまめにする

生活していると、床にはどうしても糸くず、毛玉などのホコリがたまります。犬の目線は低いので、フワフワしたホコリが視界に入り、口に入れて遊びたくなってしまうようです。

ホコリに食べ物が付着していてそれが美味しかったら、犬は癖になってしまいます。

食べ物が落ちていてもすぐ回収できるよう、大雑把でも良いのでこまめに床を掃除しましょう。

5.食事や散歩の時間・量を変える

犬が拾い食いをするのは単純にお腹が空いているから、という場合もあります。

その場合は、食事量が合っているか、合っていれば量は変えずに回数を増やすというように食事回数の見直しをしてください。

また、犬が暇だから拾い食いをしている場合もあります。

散歩時間を長くする、いつも拾い食いをしている時間にお出かけをする、などで様子を見ましょう。可能であるならば、短いドライブでも良いでしょう。

拾い食いをさせない環境作りの重要性

ケージの中のフレブル

犬が落ちているものを咥えたら、叱ったり、口を開けて出させたり、という行動をとる人が多いと思います。危険なものを咥えていたら必要な行動ですが、実はあまり良くありません。

『拾い食いをすると、飼い主さんと引っ張りっこができる♪』と、愛犬が遊びと勘違いして覚えてしまうと、ますます拾い食いをするようになってしまいます。

叱ったり無理に引っ張ったりするよりも、そもそも愛犬が拾い食いできない環境をつくることが重要です。

まとめ

床に落ちた餌を食べる犬

子犬や若い犬は知らないものに興味津々で何でも口に入れますが、成犬でいつまでも拾い食いが治らないのであれば、精神面が関係していることがあります。

ひとりになることを異常に不安がる、飼い主と離れるとイタズラがやめられない、という犬は分離不安症かもしれません。

飼い主だけで拾い食いを治せないのであれば、獣医師やドッグトレーナーに相談してみましょう。

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