ガクブル…わんこが怖がっているときの仕草
1.体を震わせる
恐怖や不安を感じたときにブルブルと震えるのは、わんこも人間も一緒です。耳を伏せたり、しっぽを足の間に巻き込んだりといった姿勢をとりながら小刻みに震えている場合には、何かに怯えていることが考えられます。
2.キュンキュンと鳴く
子犬のようなか弱い声で「キュンキュン」「ピーピー」と鳴くのも怯えているときの行動です。これは自分の頼りなさをアピールすることで「自分は小さくて弱い存在だから守ってよ」と飼い主さんにアピールしているのです。
3.所在なく動き回る
鼻を鳴らしながらウロウロと落ち着かないようすで歩き回っているときも、何かに恐怖を感じている可能性があります。恐怖を感じている対象から遠ざかりたいけれど、どこにいけばいいかわからない、と困ってしまっているのです。
4.飼い主さんにくっついて離れない
普段はそんなことがないのにやたらと後追いしてくる、ピッタリ寄り添ってきて離れない、なども不安を抱えているときの仕草の1つです。信頼できる飼い主さんの体温や匂いを感じて、不安な気持ちを和らげたいと思っているのです。
5.ストレスサインを出す
わんこが怯えているときには、「カーミングシグナル」と呼ばれる特有のストレスサインが見られます。これは元々、わんこが不安や緊張を感じているときに、自分や相手を落ち着かせようとしてとる行動です。
同じ行動をしつこく繰り返すのが特徴で、代表的なものとしては前足を執拗に舐める、あくびをする、首の辺りを掻く、自分のしっぽを追いかけるなどが知られています。
怖い!わんこが怯えてしまう原因
1.大きな音・破裂音
わんこが恐怖を感じるものといえば、大きな音や破裂音。代表的なものとして雷や花火が挙げられますが、雷や花火に驚いて逃げ出してしまうわんこが多いために、夏はわんこの行方不明事案が最も多発する季節にもなっています。
これらの音は「自分に危害が及ぶかもしれない」というわんこの危機意識を掻き立てると考えられています。
2.過去のトラウマ
過去に怖い思いをしたという負の記憶がある場合、それがトラウマとなって似たような状況に陥ったときに恐怖を感じることがあります。人間に暴力を振るわれた、他の犬に咬まれた、飼い主さんに強く叱責されたなど、さまざまな原因が考えられます。
また軽微なトラウマとしては、注射や健診で嫌な思いをした動物病院を嫌いになってしまうのも「あるある」です。トラウマを癒すのは簡単なことではありませんが、適切なケアをしてあげることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?愛犬が怯えている姿を見ると飼い主さんも不安になってしまうかもしれません。
ですが一緒になってうろたえてしまうのは逆効果。愛犬が怯えているときこそ、飼い主さんはいつもと変わらない態度で「大丈夫」ということを示してあげましょう。
するとわんこも「飼い主さんがいつも通りにしているということは怯えなくても大丈夫なのかも」と理解して落ち着きを取り戻すことがあります。それでも愛犬が怖がっている場合には、優しく寄り添って安心させてあげることも大切ですよ。