犬にも『テンションが低い』ときがある?
犬といえば、いつも元気で楽しそうにしているイメージを持つ方が多いでしょう。しかし、実は犬にも「テンションが低くなる」ときがあります。
犬はとても感情豊かな動物ですから、人間と同じように調子が良い時と悪い時、機嫌が良い時と悪い時があるのです。
犬のテンションが下がる原因はさまざまですが、場合によっては飼い主がケアをしてあげなくてはいけないことがあります。愛犬のテンションが低い時は、飼い主さんは「どうしたんだろう?」と気にかけ、元気がない原因を考えてみてください。
犬の『テンションが低い』ときに考えられる理由6つ
犬のテンションが低くなる主な理由をご紹介します。愛犬がしょんぼりしている時にはどの理由が当てはまりそうかチェックしてみましょう。
1.疲れている
犬は疲れているとテンションが低くなります。ドッグランで大はしゃぎした後やトリミング後など、犬も疲労がたまると元気がなくなって眠くなり、テンションが低くなってしまうのでしょう。
人間も疲れている時はぐったりとして喋る気にもならない…となりますよね。それは犬も同じです。愛犬が疲れてテンションが下がっている時は無理をさせず、ゆっくり休ませてあげてください。
2.寂しい気持ちになっている
「お父さんが出張で家に何日も帰って来ない」「大好きなお客さんが帰ってしまった」など、犬は寂しい気持ちになっている時しょんぼりとして元気がなくなってしまいます。
愛犬が寂しそうにしていたら、一緒にいる飼い主さんは積極的にコミュニケーションを取って元気づけてあげると良いでしょう。
3.拗ねている
拗ねている犬もテンションが低くなりがちです。飼い主さんの帰りが遅くなったり、散歩だと思っていたのに行き先が動物病院だったりと、犬が拗ねてしまう原因はさまざまです。
飼い主さんにはきっと原因が分かるはずです。寂しかったり残念な思いから愛犬が拗ねている様子を見せている時は、お気に入りのおやつなどをあげて気分を変えてあげるのも良いかもしれません。
4.落ち込んでいる
感情豊かな犬達は飼い主さんに叱られた後など、落ち込んでテンションが低くなってしまうことがあるといわれています。
犬に「反省」という概念はないという説もありますが、愛犬に「なんだか叱られちゃったな~」と落ち込んでいる様子があれば、少し時間が経ってから飼い主さんの方から声をかけて安心させてあげましょう。
5.体調不良
犬は病気やケガなどによる体調不良の時にもテンションが低くなります。テンションが下がる原因に思い当たるものがないのに、様子がいつもと違う時は体調不良を疑いましょう。
元気がない犬は痛みや苦しみを感じている場合が多く、飼い主さんが適切に対処する必要があります。何かの症状やケガが確認できる場合はすぐに動物病院へ、症状などは無い場合も様子を見て改善しない場合は動物病院へ相談してください。
6.気圧の影響
犬がしょんぼりしている時に特に原因が思い当たらず、健康にも問題がない場合は「気圧の影響」を受けているかもしれません。
気圧は犬の自律神経に影響を与え、体のだるさや眠気、関節痛などを引き起こします。「もしかして気圧かも?」と思ったら、愛犬の体を撫でてマッサージしてあげたり、ゆっくり過ごさせてあげましょう。
まとめ
愛犬のテンションがいつもより低いと感じたら、この記事を参考にして理由を探ってみてください。
ゆっくり休ませてあげるだけでテンションが復活する場合もありますが、体調不良などが考えられる場合には動物病院を受診しましょう。
普段から様子を観察し、愛犬がしょんぼりしていたらすぐに察知できるようにしておきましょう。