️愛犬があなたを遊びに誘っている時のサイン
犬が「遊びたい」と言っているサインにはさまざまなものがあります。その中でも代表的なものをいくつかピックアップしてみましょう。
1.おもちゃをくわえて持ってくる
犬は飼い主と遊びたいとき、遊びたいおもちゃをくわえて持ってくるという行動を見せます。これ見よがしに持ち上げて飼い主の前をウロウロしてみたり、目の前でぼとっとおもちゃを落としてみたりして飼い主の気を引こうとすることも多いです。
こういった行動は「遊ぼうよ」というサインです。
これに反して同じようにおもちゃをくわえているときでも、ひとりでハウスに持って行ってしまったり、椅子の下などでカミカミし始めてしまった場合は「今は一人で遊びたい」ということが多い様です。
そういった場合は飼い主さんは静かに見守ってあげましょう。しばらくすると一人遊びに飽きて飼い主さんのところにおもちゃを持ってくることもあります。
ボールやフリスビー、ひっぱりっこのロープなどを持ってきた場合は一緒に遊びたいことが多いため、その誘いに乗ってあげましょう。
また、おもちゃをくわえたまま鼻で飼い主を突く行動も「遊ぼうよ」というサインであることが多いようですね。
2.飼い主の前で遊びに誘う姿勢をとる
犬が遊びに誘うポーズは、お尻を高く持ち上げて上半身を低くするポーズ、振り返りながらお尻を向けて高く尻尾を振る、などがあります。
犬同士の場合はこのポーズをすることで相手を遊びに誘います。相手がそれに応じると、プロレスのようにお互いに体をぶつけ合ったり、走り回ったりといった遊びに移行します。
飼い主にこのポーズをする場合も同様に、「一緒に遊ぼう!」と強く誘っていると考えられます。おもちゃを使うというより、体を使って走ったりプロレスをしたりといった遊びを提案している様にも感じます。
3.興奮して吠える
飼い主を見ながらしつこく吠えたり、興奮して吠えながら走り回ったりする行動も、実は遊びのサインであることがあります。有り余った体力や高まった興奮をどう処理していいかわからず、とにかく吠えて発散しながら相手が挑発に乗ってくるのを待っている状態です。
警戒している吠え方との区別は、姿勢や尻尾を観察します。耳が後ろに向いていたり、腰がひけていたりする場合は警戒のあまり吠えている状態かもしれません。尻尾を高く振っている場合などは遊びのサインであることが多いようです。
4.顔を舐めまわす
犬が飼い主の顔や口元を舐める行動は、甘えのサインでもあります。母犬に甘えて離乳食をもらう行動が残っているとも言われており、犬同士の愛情表現の一つとも言えます。軽くキスをするようにぺろりと舐める程度であれば、簡単な挨拶といった意味かもしれません。
しかし、興奮して尻尾をブンブン振りながら顔じゅうを舐め回す場合、これは甘えを精一杯表しているサインです。飼い主さんに対する愛情表現でもあり、プロレスの様に体を使って遊びたいというサインとも言えます。
️まとめ
今回は、愛犬があなたを遊びに誘っている時のサインについて解説しました。
犬は飼い主さんと遊ぶことが大好きで、飼い主さんの気を一生懸命引こうとします。その願いが叶うと、犬はとても喜ぶでしょう。反対に気づかない、無視するといった反応をされると、犬はとても傷つき飼い主さんへの信頼を低下させることもある様です。
愛犬の行動をしっかり観察し、その気持ちを読み取ってあげることで犬との絆がさらに深まるでしょう。