愛犬が突然甘えてくる心理
あまり甘えん坊なタイプではない犬が突然甘えてくると、嬉しさと驚きがありますよね。
飼い主の腕や膝に手を乗せたり、あごを乗せたり、控えめに甘えてくることがあります。飼い主の手や顔を舐めて甘えてくることもあります。
噛み癖には十分な注意が必要ですが、飼い主の指をカミカミするなど、甘噛みをすることも犬が甘えているときの行動です。
突然甘えてくるとき、愛犬にはどのような心理があるのでしょうか。
1.トイレを失敗して申し訳ない
トイレを失敗して申し訳ないと感じているとき、愛犬が突然甘えてくることがあります。
急いだけどトイレシートまで間に合わなかった、トイレシートからはみ出してしまった、などということはよくありますよね。
飼い主の体に自分の頭を擦りつけながら甘えてくることがあります。「失敗してごめんね…」と言っているのでしょう。
たまに失敗することがある程度であれば、それほど懸念する必要はないと思います。
頻繁に失敗することがあるのであれば、トイレの置き場所に問題はないか、トイレトレーニングをやり直す必要はないかなど、不安や病気を抱えているのではないかなど考えるとよいと思います。
また、トイレの失敗は叱る必要はありません。原因があれば取り除き、失敗させない対策をしましょう。
2.おねだりしたいことがある
おねだりしたいことがあるとき、愛犬が突然甘えてくることがあります。
- お散歩に連れて行ってほしい
- おやつがほしい
- 一緒に遊んでほしい
この3つのおねだりをしたいときに突然甘えることがよくあるのではないでしょうか。甘えておねだりされては、つい応えてしまいたくなるのが飼い主心ですよね。
懸念したいことは、おやつの食べすぎによる肥満です。愛犬の適正体重を把握していますでしょうか。適正体重を超えてしまったときは、ごはんを減らしたり運動を増やしたりするのではなく、おやつを控えましょう。
応えてもよいおねだりなのか、応えることで愛犬を不幸にするリスクが伴うのではないかなど、おねだりしている内容をきちんと見極めたうえで対応することが大切です。
3.体の不調を伝えたい
体の不調を伝えたいとき、愛犬が突然甘えてくることがあります。
寒さや体の冷えを感じると、飼い主の温もりを感じたくて甘えることがあります。お腹に痛みを感じているとき、排泄のためにお散歩に行きたくて甘えることがあります。
愛犬に次のような症状がみられるときは注意しましょう。
- ソワソワと落ち着きがなく歩き回る
- お腹がキュルキュルと音を立てて鳴っている
- 飼い主を見つめながらクンクンと鳴き続けている
- 軟便や下痢が出ている
- 吐こうとするけれど何も出てこない
季節の変わり目は体調を崩しやすいです。夏は冷房によって体が冷えてしまいやすいです。早食いをしてしまったとき、慣れないものを食べたとき、消化不良を起こしやすいです。
甘えてくるけれど、落ち着きがなく不安そうな表情をしているときは、愛犬の健康チェックをしましょう。
4.嫉妬している
嫉妬しているとき、愛犬が突然甘えてくることがあります。
スマートフォンやテレビばかり見ていると、犬は嫉妬します。飼い主が自分以外の何かに夢中になっていることが気に入らないのです。
物に嫉妬することがある犬は、人や犬にはもっと嫉妬します。嫉妬心から他人や他犬を威嚇したり、攻撃したりすることがあるかもしれません。
嫉妬し、怒っている感情は犬の表情にあらわれます。夢中になりすぎて、愛犬の表情や態度を見ていなかった、なんてことがないようにしましょう。
飛びかかったり咬みついたりすることがないよう、他人や他犬との距離を一定に保つようにしましょう。
まとめ
愛犬が突然甘えてくる心理を4つ解説しました。
- トイレを失敗して申し訳ない
- おねだりしたいことがある
- 体の不調を伝えたい
- 嫉妬している
愛犬に突然甘えられると、嬉しい一方で、疑問にも不安にも感じられることがあるのではないでしょうか。
どうしてだろう…と感じたときは、なぜ突然甘えてきたのか、理由を探ってみる必要があると思います。