「他の犬と遊ぶのが不得意」な犬の特徴
犬なのにあまり犬が好きでないように見えたり、逆に他の犬に嫌がられたりなど、愛犬が他の犬と仲良くできないと飼い主さんは悩んでしまいますよね。
実は他の犬と上手に遊べない犬には、共通する特徴があるのをご存じでしょうか。
そこで今回は、「他の犬と遊ぶのが不得意」な犬の特徴について解説いたします。愛犬が他の犬と上手に遊べないと悩んでいる場合には、当てはまる項目がないかぜひ確認してみてください。
1.マイペース
のんびりしたタイプのいわゆる「マイペース」な犬は、走り回ったりおもちゃを取り合ったりなど、あまり激しい遊びを好まない場合が多いです。
そのため、「遊ぼう!」と元気に誘ってくる他の犬とペースがズレてしまうこともあります。
当の本人は特に不満はありませんが、相手の犬や見ている飼い主さんは不満が残ることも多いでしょう。しかし、犬にも相性があるため、必ずしも遊ぶのが不得意という訳ではありません。
2.興奮しやすい
他の犬を見ると尻尾を振りながら飛びつこうとしたり、吠えてしまったりなど興奮しやすい犬もなかなかコミュニケーションが取れないことがあります。
散歩中に出会っても、相手に迷惑をかけないように急いで遠ざかることも多いのではないでしょうか。
「嬉しくて仕方がない!」という心理状態なので、そこで叱ってしまうとますますコミュニケーションから遠ざかってしまいます。リードを短くした上で、落ち着くまで待つという手段も有効です。
3.警戒心が強い
日ごろから警戒心が強く、他の犬を見ても飼い主の後ろに隠れたり、逆に吠えて攻撃的になる犬もいますね。他の犬に慣れていない可能性や、過去にあったトラブルが影響していることも考えられます。
この場合は、無理をして他の犬と遊ぼうとはしない方がよいでしょう。愛犬に好意的な行動が見られるまで、そっと見守っておくべきです。
他の犬と遊ぶのが得意になるためにできること
もし上記のような特徴が愛犬に見られ、他の犬と遊ぶのがあまり得意ではない…という場合は、そのままではいつまで経っても他の犬との関係性の改善は見込めません。
そのような特徴を持った犬には、他の犬との遊びが得意になれるような手助けをしてあげる必要があります。
クールダウンさせるトレーニングを積む
他の犬を見ると吠えたり飛びついたりする犬には、クールダウンをさせるトレーニングを行いましょう。
興奮する前に「まて」「おすわり」などの指示を聞けるようになれば、他の犬とのコミュニケーションがスムーズになります。
成功したらしっかり褒めて、うまくいかなくても叱らないのが大切です。時間をかけてじっくり積み重ねることを心がけてくださいね。
挨拶に慣れさせる
犬同士の挨拶は、少しづつ経験を積み重ねることが重要です。他の犬を見つけたら、必ず相手の飼い主さんの許可を取った上で近づいてみましょう。
もし興奮をしたり、しつこくニオイを嗅ぎ回ったりする場合は素早く離れてくださいね。いつでも離れる準備をするために、リードはしっかり握っておきます。
相手の犬との相性やペースもあるので、うまくいかなくても気にしないことが大切です。
愛犬のペースに合わせる
必ずしも犬同士で仲良くしなければならないという訳ではなく、愛犬本人が幸せであれば、コミュニケーションがうまくいかなくても悩むことはありません。
犬同士の挨拶も、愛犬のペースに合わせて少しずつ行えば大丈夫です。無理をして他の犬に会わせても、気持ちが乗らなければ逆効果となるでしょう。
まとめ
今回は、「他の犬と遊ぶのが不得意」な犬の特徴について解説しました。
愛犬に犬の友達ができないと悩んでしまった時は、犬同士の挨拶からできるように少しずつトレーニングを重ねてみてください。
しかし、犬にとって1番大切な存在なのは、飼い主さんであることも忘れないでくださいね。