愛犬が飼い主の帰宅に興味を示さない理由
外出先から帰宅したとき、玄関やリビングのドアの前で、大喜びでお出迎えをしてくれる愛犬の姿に癒される毎日ですよね。
というのは飼い主の理想で、お出迎えはするけど大して喜ばない、ベッドに入ったまましっぽを振ってくれるだけ、寝転がったまま視線を向けるだけ、という犬もいます。また、飼い主の帰宅に気づかず、爆睡している愛犬の姿も見たことがあるのではないでしょうか。
お出迎えをする日もあれば、お出迎えをしない日もあったり、お留守番していた時間の長さによって態度が変わったりなどする場合もあるかもしれません。
愛犬が「飼い主の帰宅」に興味を示さずお出迎えをしないときの理由には、一体どのようなことがあるのでしょうか。
1.寝て待っていたから(今起きたばかり)
愛犬が飼い主の帰宅に興味を示さないのは、寝て待っていて、今起きたばかりだからなのではないでしょうか。
飼い主が帰宅した物音で目が覚め、ボーッとしていて、まだ意識がはっきりしていないのかもしれません。お留守番することに慣れていて、不安や寂しさもなく、落ち着いて過ごせるのでしょう。
犬の睡眠時間の平均は12時間~15時間程度です。好奇心旺盛で遊び盛りな犬も、遊び疲れて眠ってしまうことがあります。
シニア犬になると、飼い主が外出している間は、寝て過ごす犬も多いのではないでしょうか。
2.安心しきっているから
愛犬が飼い主の帰宅に興味を示さないのは、安心しきっているからなのではないでしょうか。
「仕事に行く」「買い物に行く」などの都合まで理解することはできなくても、「ちゃんと帰って来る」ということは犬にも理解することができます。ひとりきりになる時間はあっても、必ず飼い主が帰宅することを分かっているため、安心しきっているのです。
部屋の温度と湿度の管理がしっかりされていたり、家具の配置に気を遣っていたり、愛犬のケージやベッドやトイレなどの置き場所にも配慮があるのではないでしょうか。
お留守番する環境にも安心できるポイントが多いのだと思います。ぜひみなさんにチェックしてみてもらいたいポイントです。
3.ふてくされているから
愛犬が飼い主の帰宅に興味を示さないのは、ふてくされているからかもしれません。
飼い主が寝坊し、朝のお散歩が無しになってしまったとき。自分も一緒にお出かけできると思っていたらお留守番だったとき。飼い主が忙しく出て行ったためスキンシップやコミュニケーションがなかったとき。
こんなとき、犬はふてくされた態度でお出迎えをすることがあります。帰宅した飼い主にチラッと視線は向けてくれるものの、あまり興味を示しません。名前を呼んでも無反応だったり、触れようとすると威嚇したり、冷たい態度を見せることがあります。
上手にお留守番をすることができる犬なのであれば、「行ってきます」や「お留守番お願いね」など、一言は声をかけてあげた方が、犬も気分が良いのではないでしょうか。
出かける前にバタバタと忙しくしてしまうと、愛犬がお利口さんであるほど、スキンシップやコミュニケーションを疎かにしてしまうことってありますよね。
4.表現が控えめな性格だから
愛犬が飼い主の帰宅に興味を示さないのは、表現が控えめな性格だからです。
控えめな性格であることから素っ気ない態度に見えてしまうのです。本当は飼い主が帰宅して「嬉しい!」と感じているはずです。
愛犬の嬉しい気持ちがどこかに表れていませんか?耳の動きや表情など、よく観察してみてくださいね。
まとめ
愛犬が飼い主の帰宅に興味を示さない理由を4つ解説しました。
- 寝て待っていたから(今起きたばかり)
- 安心しきっているから
- ふてくされているから
- 表現が控えめな性格だから
我が家の愛犬たちも、最近は私の帰宅にあまり興味を示さなくなってきました。イタズラや粗相をすることもなく、安心で快適なお留守番ができているのだろうと思います。
私に最も興味を示してくれるのは、お散歩のとき、ごはんのとき、おやつのときですね。みなさんの愛犬はいかがですか?