犬が飼い主を「ちょいちょい」する心理
犬が前足を使って「ちょいちょい」としてくる仕草、かわいいですよね。そんな様子を目にすると、私もつい笑みがこぼれてしまいます。
それにしても、このかわいい仕草には、犬のどんな気持ちが込められているのでしょうか。
そこで今回は、犬が飼い主を「ちょいちょい」する心理について解説します。愛犬がちょいちょいとしてくるときのキモチを探ってみましょう。
1.なでてほしい
犬が飼い主をちょいちょいするのは、なでてほしいからです。
なでられることが気持ちよくて好きな犬もいますし、飼い主とスキンシップをしたいときに「なでて?」とおねだりすることもあります。
体のどこかに痒みや違和感があるときにも、なでてほしくて飼い主をちょいちょいすることがあります。
頭を向けている、おしりを向けている、体の側面を向けている、仰向けに寝転がっているなど、犬の体勢によってなでてほしい部分が分かるかもしれません。
2.抱っこしてほしい
犬が飼い主をちょいちょいするのは、抱っこしてほしいからです。
ちょいちょいした後、スッと膝の上に乗ってくることがあります。飼い主の顔をジッと見つめているときは、「抱っこする?」と声がかかるのを待っているのだと思います。
「不安だから抱っこして欲しい」「寒いから抱っこして欲しい」「甘えたいから抱っこして欲しい」「飼い主の膝の上で眠りたいから抱っこして欲しい」など、犬が抱っこして欲しい理由まで探ってみましょう。
3.おやつがほしい
犬が飼い主をちょいちょいするのは、おやつがほしいからです。
おやつがほしくて飼い主をちょいちょいするときの犬は、目がキラキラと輝いています。しっぽをブンブン振ったり、笑顔のような表情をしたりもします。
飼い主をちょいちょいした後、おやつがある場所まで飼い主を誘導する器用な犬もいますよね。おやつの場所まで行き、「ここだよ!」と吠えて知らせる犬もいます。我が家でもおやつの時間やタイミングになると、愛犬たちがソワソワとし始めます。
いずれにせよ、愛犬の可愛い仕草に負けておやつを与えすぎてしまわぬようにくれぐれも注意したいですね。
4.飼い主の気を引きたい
犬が飼い主をちょいちょいするのは、飼い主の気を引きたいからです。
スマホを見ているときに限って、ちょいちょいしてくることはありませんか。自分以外の何かに夢中になっている飼い主を見て、ヤキモチを妬いているのかもしれません。
愛犬にちょいちょいされたときは、スマホを見るのを休憩する時間にしてみるとよいと思います。
そもそも、ずっと同じ姿勢でスマホを見ていると、首や肩や背中が疲れてきたりしますよね。愛犬にちょいちょいされたタイミングで、一緒におもちゃ遊びをするなど、体を動かすのもおすすめです。
5.お外に行きたい
犬が飼い主をちょいちょいするのは、お外に行きたいからです。
庭に出してほしい、ベランダに出してほしい、お散歩に連れて行ってほしいなどがあります。
庭やベランダに出る習慣がある犬の場合では、風に当たりたかったり、日向ぼっこをしたかったり、家の前を通る人や犬を観察したいなど目的があるのでしょう。
時間でもないのにお散歩を要求するときは、体を動かしたい欲求があるのではないでしょうか。
まとめ
犬が飼い主をちょいちょいする心理を5つ解説しました。
- なでてほしい
- 抱っこしてほしい
- おやつがほしい
- 飼い主の気を引きたい
- お外に行きたい
甘えたいとき、構ってほしいとき、要求したいことがあるとき、犬はよく飼い主をちょいちょいします。
基本的には応えてよいと思うのですが、飼い主の食事中のちょいちょいには要注意です。かわいさに負けて、人間の食べ物を与えてしまってはなりません。
愛犬が飼い主を「ちょいちょい」するときにはどんなかわいい理由があるのか、気づいてあげられると嬉しいですね。