ドッグランで迷惑になる飼い主の行動
ドッグランは犬専用の遊び場というような感じですが、運動を楽しむ犬もいれば、日向ぼっこを楽しむ犬もいます。「クン活」と言って、ニオイを嗅いで回ることを楽しみにしている犬もいます。
ドッグランは犬同士のコミュニケーションの場でもあり、犬同士の学びの場でもあります。飼い主同士のコミュニケーションや情報交換の場でもあるのではないでしょうか。
楽しみ方はそれぞれにあるかと思いますが、飼い主の知識や配慮が不足することによって、他犬や他人への迷惑になってしまうことがあります。それは、愛犬にとっても迷惑なことです。
飼い主の何気ない行為がドッグランを利用する全ての犬や人の迷惑になることがないよう、施設の運営や管理をする人の迷惑になることがないよう、マナーよく利用しましょう。
1.ずっとスマホを見ている
愛犬から目を離し、ずっとスマホを見ているのは、ドッグランで迷惑になる飼い主の行動です。
- 愛犬が他犬をしつこく追いかけ回している
- 愛犬が他犬からしつこく追いかけ回されている
こんなとき、愛犬から目を離してスマホばかり見ていると、ケンカやトラブルを未然に防ぐことができなくなります。
- 愛犬がうんちしたことに気づかない
- 愛犬が他人の足にマーキングしたことに気づかない
飼い主に直接言うことができない人も多く、施設の運営者や管理者に寄せられる苦情の一部としてよくあるのだそうです。
愛犬の安全を守るためにも、絶対に愛犬から目を離してはいけません。
2.飲食をする
ドッグラン内での飲食をすることは、迷惑になる飼い主の行動です。
基本的に、飲料水以外の食べ物や飲み物を持ち込むことは禁止されています。人間がうっかり落としてしまったものを、犬が拾い食いしてしまう恐れがあるためです。
犬用のおやつやおもちゃも、原則持ち込みが禁止されているドッグランがほとんどです。誤飲誤食やケンカなど、トラブルの原因になるからです。
おともだち犬同士で集まり、その中でおやつを与える様子が目撃されているようですが、周りへの配慮が足りていません。
ドッグランの利用規約に「飲食の禁止」「犬のおやつ禁止」とある限り、持ち込まないようにしましょう。
3.ヒート中のメス犬を連れてくる
ドッグランにヒート中のメス犬を連れてくるのは、迷惑になる飼い主の行動です。
フェロモンのニオイを嗅いだオス犬が興奮し、ケンカなどのトラブルの原因になります。望まない繁殖の原因になることもあります。
(ヒート中だからおむつをしていれば大丈夫!)と思われる飼い主もいらっしゃるようですが、愛犬がヒート中であるときは、ドッグランの利用を控えるべきです。
ヒート中に犬は体も心も普段よりデリケートです。愛犬の安全と健康を守るため、ヒートが終わったことをしっかり確認してから利用するようにしましょう。
4.加熱式タバコを吸う
ドッグラン内で加熱式タバコを吸うことは、迷惑になる飼い主の行動です。
従来のタバコと比べ、加熱式タバコは副流煙がほぼ発生しないそうなのです。第三者や愛犬への健康被害が及ぶことを防げるとしています。
しかし、ドッグラン内で加熱式タバコを吸うことは絶対にしてはいけません。吐き出される煙には有害物質が含まれています。たとえ全体の10%だとしても吸い込んでよいものではありません。
ドッグラン内はもちろん、駐車場や周辺にも灰皿の設置がされるなどの喫煙所はないかと思います。加熱式タバコは、喫煙所やご自宅で楽しまれてくださいね。
5. 幼い子供を連れてくる
幼い子供を連れてくるのは、ドッグランで迷惑になる飼い主の行動です。子供と犬のお互いが同じエリアにいることで、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあります。
実際に「子供が犬に向かって小石を投げた」「犬の頭を叩いた」「怒った犬が子供に咬みついた」などのトラブルが起きています。
幼い子供は思いがけない行動をします。親にも予測できません。「犬と暮らしていて犬に慣れているから大丈夫」ではありません。
ドッグラン内には、幼い子供が苦手な犬もいます。他犬とも上手にスキンシップやコミュニケーションができる年齢になってから一緒に遊びましょう。
まとめ
ドッグランで迷惑になる飼い主の行動を5つ解説しました。
- ずっとスマホを見ている
- 飲食をする
- ヒート中のメス犬を連れてくる
- 加熱式タバコを吸う
- 幼い子供を連れてくる
はじめて利用するドッグランでは、事前に利用登録を済ませ、利用規約も十分に確認しておきましょう。スムーズに安全に利用することができます。
ドッグランが初めてだという場合には、見学することから始めるのもよいのではないでしょうか。