犬との旅行で守るべき「マナー」とは
愛犬を連れて楽しい旅行をするというのは、考えただけでもワクワクしますよね。
しかし、人間だけで出かけるよりも犬を連れて行こうと思った場合、事前の計画や準備段階から注意することがあります。
また、旅先でもトラブルにならないように、しっかりとマナーを守る必要があります。
そこで今回は、犬との旅行で守るべき「マナー」について解説します。トラブルを引き起こさないために、事前準備もしっかり確認しておきましょう!
1.狂犬病予防接種、各種混合ワクチンを接種しておく
愛犬の健康および周囲の犬たちやご近所の方々のために、旅行前と言わず、毎年しっかり行っておきたいのがワクチン接種です。
狂犬病予防ワクチンも各種混合ワクチンも、接種することで愛犬が病気にかかることを防ぐことができる上、周囲の環境に病気を流行させることを防ぐことができます。
犬同伴OKの施設の場合、ほぼすべての施設において、これらのワクチン接種証明書の提示を求められるでしょう。
そのほか、利用者さんやよその犬と触れ合う可能性がある施設では、利用前に接種証明書を提出するように言われることがあります。これがないと施設の利用ができず、場合によっては予約があってもキャンセル扱いになることも。
これが宿泊施設の場合、現地に行ってから接種証明書がないからキャンセル扱いとなることもあります。こうなってしまってはせっかくの旅行でも楽しめませんし、宿泊先も確保できなくなります。
旅行前には、愛犬のワクチン履歴をきちんと確認しましょう。
2.お散歩グッズは十分に用意する
犬を連れていく際は首輪、ハーネス、リードなどをしっかりつけていきます。いずれも迷子札をつけ、万が一はぐれてしまったときにも見つけてもらいやすくするのも忘れてはいけません。
小型犬の場合、ペットカートを利用するからリードは使わないという方もいらっしゃいますが、慣れない場所に行って興奮すると、犬もふいにカートから飛び出してしまうこともあります。見知らぬ場所でパニックになると、あっという間に走り去ってしまうこともあるでしょう。
飼い主側もなれない土地ではぐれた愛犬を探すのは大変です。絶対うちの子はそんなことをしない、という場合でも迷子札、鑑札はしっかり首輪やハーネスにつけて犬に装着してもらった方が安心できますよ。
また、普段のお散歩に使用するグッズは余裕をもって用意しましょう。普段と違うところですと、おしっこの回数が増えたりおなかが緩くなってうんちの回数が増えたりします。
ペットシーツの予備、流せるティシュ、ウンチ袋の予備などは十分すぎるほど用意しておくと安心です。
3.宿泊施設のルールを守る
犬同伴OKの宿泊施設であっても、自宅同然というわけにはいきません。大勢の方が利用する施設なので、泊まるときのルールが設定されていることがほとんどです。
一般的な宿泊施設のルールとしては、愛犬を部屋にフリーにしてひとりにさせない、ベッドやソファの上に乗せない、客室のタオルを犬に使わない、などがあるようです。
また必ずリードをつける、室内も決められたケージに入れておく、などの施設によって異なるルールもあるため、必ず予約時に確認をしておきましょう。
なお、犬は環境が変わると不安になって、家では考えられないような行動に出ることもあります。客室にひとりにしておくのはパニックを引き起こしかねませんので、必ず犬に誰かついていてあげてください。
犬の排泄物の処分についても、持ち帰る・指定したゴミ捨て場に持っていくなど、宿泊施設のルールを守りましょう。
まとめ
今回は、愛犬との旅行で飼い主が守るべき「マナー」について解説しました。
旅行に行く際は事前の準備をしっかりして、旅先では利用する施設のルールを守って楽しみましょう。
場所が変わると愛犬も緊張してしまいます。リラックスできるように、犬用のタオルやベッドなどは使い慣れたものを持参するとよいのではないでしょうか。