「飼い主のことを愛してる犬」がするサイン
もちろん犬は、言葉を話すことはできません。その代わりに、表情や仕草で頻繁に飼い主さんに伝えています。きっとあなたの愛犬も「愛してる♡」と、毎日のように伝えていることでしょう。
その表現は気付きにくいものから、分かりやすいものまで様々です。もしかすると、見過ごしているものもあるかもしれません。飼い主さんとしては、愛犬の愛情をしっかりと受け止めてあげたいですよね。
そこで今回は、「飼い主のことを愛してる犬」がするサインをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
では、飼い主のことを愛している犬がするサインとは、具体的にどのような仕草や行動を指すのでしょうか。
1.目をキラキラさせて見つめる
愛犬がキラキラした目であなたのことを見つめることはありませんか。
このときの愛犬は「大好き」「愛してる」とストレートな愛情を伝えています。ときには潤んだような目で見つめることもあるでしょう。
犬はふつう、相手の目を見ることを嫌います。犬にとって相手の目を見つめることは、にらみをきかし、臨戦態勢をあらわすことになるからです。現代の犬にも、野生時代の名残がしっかりと残っているのです。
そのため、あなたのことをジーッと見つめているのは愛情や信頼の証です。このような仕草が見られたら、優しく声をかけたり、微笑んだりして愛情表現で返してあげてください。
2.飼い主さんを目で追う
視線を感じて振り向いたら愛犬と目が合った…そんな経験はありませんか。
犬は大好きな人がどこにいて何をしているのか、気になって目で追ってしまう生き物です。なんとも可愛いストーカーですよね。
あるいは「ボクのこと撫でてくれないかな」などと、構ってほしくて見つめていることも。すぐそばまで行くことはなくても、あなたが確認できる場所まで移動し、目で追っていることもあるでしょう。
信頼関係で結ばれている人と犬が目を合わせると、「幸福ホルモン」と呼ばれるオキシトシンという物質が分泌されます。このホルモンはお互いの幸福度を上げ、ストレスを緩和させる効果があると分かっています。ぜひ日常的に愛犬とアイコンタクトを取ってくださいね。
3.リラックスした様子で寛ぐ
愛犬があなたの側でリラックスしたように寛いでいるならば、それは愛情を示しているサインです。
例えば、以下のような様子が挙げられます。
- お腹を見せて寝転ぶ
- お尻や背中など体の一部をくっつける
- 前足やあごを飼い主さんに乗せる
これらの仕草を見せながら、愛犬が気持ちよさそうにしていたら「大好き」を伝えています。いずれも飼い主さんへの深い愛情と、揺るぎない信頼がなければ見せない行動です。
4.飼い主さんのそばで寝る
分かりやすい愛情表現として「飼い主さんのそばで寝る」ということが挙げられます。特に何をしてほしいわけでもなく「大好きな人と一緒に寝たい」という気持ちの表れです。
少し離れたポジションで控えめに眠る子もいれば、ぴったりとくっつく子もいるでしょう。飼い主さんのお腹や足にわざわざ乗ってきて「何でここで…?」というような場所で眠る子もいると思います。
どこで寝るにせよ、大好きな人のニオイと温もりに包まれることが愛犬にとって至福の時間なのです。
5.飼い主さんの私物を持っていく
「なぜ?」とお思いかもしれませんが、これも愛犬があなたのことを愛しているがゆえの行動のひとつです。よく履いているスリッパやお気に入りのTシャツが急に消えたと思ったら、犯人は愛犬だった…という経験はないでしょうか。
犬は嗅覚でこの世界を生きている、といっても過言ではありません。あなたのことが好きならば、あなたのニオイが好きだということです。大好きな人のニオイに包まれていると、犬は非常に安心します。留守番時に飼い主さんの寝床で寝る犬の心理はここからきています。
今度、あなたのスリッパが消えたときは、これは愛犬の愛情表現なのだと思い出してくださいね。
まとめ
今回は、「飼い主のことを愛してる犬」がするサインについて解説しました。
犬は日常の多くの場面で飼い主さんに愛情表現を示しています。一緒に寝たりお腹を見せるなど分かりやすいものから、目で追ったり私物を持っていくなど、一見すると気づきにくいものまで実に様々です。
犬は「愛してるサイン」に気付いてもらえないことが続くと、不安や寂しさを抱くようになってしまいます。この記事を参考に、ぜひ愛犬からの愛情を受け止めて、お返しをしてあげてくださいね。