犬に関する「雑学と知識」
犬好きが集まれば、なにかしら犬に関する情報を共有したいのではないでしょうか。
そこで今回は、そんなときに役立つような、犬に関する「雑学と知識」について解説します。意外と知らなかったうんちくや覚えておきたいことまで紹介しますので、ぜひ頭に入れておきましょう♪
1.鼻紋で個体を識別することができる
犬の鼻には「鼻紋(びもん)」があり、人間でいう指紋に当たります。人間の指紋がこの世にひとつであることと同じように、犬の鼻紋もこの世にたったひとつ、同じものは存在しません。
首輪に取り付けられた鑑札、体に埋め込まれたマイクロチップで個体を識別していますが、鼻紋でも個体を識別することが可能です。
鑑札のように紛失する可能性はありませんし、マイクロチップによる副作用や健康被害を心配する必要もなく、「私の愛犬だ!」と証明することができるのです。
鼻紋は、牛の個体を識別するために実際に活用されています。以前は墨を使って鼻紋スタンプを取るといった方法でしたが、現在はカメラを使って牛の個体を識別することができるそうです。
犬の個体を識別するための人工知能技術の開発も進められていますし、災害時など、鼻紋が役立てられる日が訪れるかもしれません。
2.生まれたばかりの子犬の耳には穴が開いていない
生まれたばかりの子犬の目が開いていないことはよくご存じかと思いますが、実は生まれたばかりの子犬の耳にも穴は開いていません。そのため、声や音を聞き取ることができません。
生後2週間ほどで耳の穴が開き、声や音を聞き取ることができるようになります。
3.犬の鼻には温度を感知する赤外線レセプターがある
では、目も耳の穴も開いておらず、見ることも聞くこともできない子犬は、どのようにして母犬のおっぱいを探すのでしょうか。
そこで『犬の鼻には、温度を感知する赤外線レセプターがある』という雑学が必要になります。ちなみに、「赤外線」とは電磁波のことを言い、「レセプター」とは特定の情報や刺激を受けるための構造を言います。
犬の鼻には赤外線レセプターがあり、子犬は赤外線レセプターを使って温度を感知することで、母犬のおっぱいに辿り着くことができたり、兄弟姉妹犬と体をくっつけて眠ったりします。
赤外線レセプターは成犬の鼻にもあるのですが、ほとんど使われることはないのだそうです。子犬のための構造と言っても過言ではないでしょう。
4.散歩は1日最低3回以上行わなければ罰金が科される
イタリアのピエモンテ州にある都市トリノでは、『犬の散歩は1日最低3回以上行わなければ、500ユーロの罰金が科される』ということが法律によって定められています。
こちらは、愛犬の生活の質を向上させることが目的のようです。しかし、過度な運動をさせることは禁止されており、過度な運動をさせることは犬への虐待とみなされるそうです。
虐待や飼育放棄が発覚した場合では、法律によって、1年以下の懲役と10000ユーロの罰金が科せられます。
5.ドッグフードは雑貨として、犬はモノとして取り扱われている
飼い主が「ごはん」と呼んでいるドッグフードは、食品ではなく雑貨として取り扱われています。そして、日本の法律では、犬はモノとして取り扱われています。
トリノのように法律では守られておらず、愛犬を守ることができるのは飼い主だけです。
飛行機の座席に犬を同乗させることができないということ、同乗させることはできても緊急時には持ち出すことができないことなど、犬がモノとしての取り扱いであるからこその問題も様々あるようです。
6.常につま先立ち歩きをしている
お散歩するときの愛犬の足元に注目してみてください。「くの字」に曲がっているのがお分かりになるでしょうか。
くの字に曲がった部分は、実は犬のかかとに当たります。地面に触れていませんよね。つまり、かかとを地面につけることなく、つま先立ち歩きをしているということなのです。
指の付け根で体を支えるようにして歩くスタイルで、指行性と呼ばれる歩行様式です。犬が猛ダッシュしながらも上手く旋回することができるのは、つま先立ち歩きをしているおかげなのです。
まとめ
犬に関する「雑学と知識」を6つ解説しました。
- 鼻紋で個体を識別することができる
- 生まれたばかりの子犬の耳には穴が開いていない
- 犬の鼻には温度を感知する赤外線レセプターがある
- 散歩は1日最低3回以上行わなければ罰金が科される
- ドッグフードは雑貨として、犬はモノとして取り扱われている
- 常につま先立ち歩きをしている
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