犬の『動物病院嫌い』を克服する方法はある?ポジティブな経験を積み重ねて安心・安全を約束しよう

犬の『動物病院嫌い』を克服する方法はある?ポジティブな経験を積み重ねて安心・安全を約束しよう

愛犬を動物病院に連れて行くと、入口付近から「入りたくない!」と拒否反応を示したり、待合室や診察室で震えて仕方がないなんてことはよくあります。必要なこととはいえ、やはりこのような様子を見るのは心苦しいですよね。そこで、この記事では「犬の動物病院嫌い」の克服をお手伝いする方法について、お話していきたいと思います。

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犬が動物病院を嫌いになってしまう原因

動物病院と犬

なぜ愛犬が動物病院嫌いになってしまうのか?

具体的な原因はさまざまですが、一言で言うと動物病院という場所は、ネガティブなことばかり起きる場所だと認識してしまっているからです。

人も自分にとって嫌なことばかりされるような場所に対して、「嫌だな、行きたくない」と思いますよね。

ですから、愛犬を動物病院嫌いにしたくない、または克服したいと考えるのであれば、愛犬にとって動物病院でのできごとをポジティブなものに変えていくことが大切なのです。

犬の動物病院嫌いを克服するための方法

聴診器を当てられている犬

犬の動物病院嫌いを克服する方法は、決して「これさえすれば動物病院が好きになる!」といった魔法のような歩法ではありません。

なぜ動物病院が嫌いなのか?その原因は1頭1頭違いますし、どんな反応を示しているかなどによっても、それぞれアプローチは変わってくるからです。

しかし、決して変わらず意識しておくべきこともあります。

それは『動物病院はポジティブな場所である』と認識してもらう、ということです。

アプローチの方法やタイミングはそれぞれ違いますが、動物病院を怖い場所・嫌な場所という認識ではなく、その反対の認識を持ってもらうことができれば、動物病院嫌いを克服できます。

では、具体的にどのような取り組みをすればいいのか、簡単に例をあげてみましょう。

  1. 動物病院のどの場所でネガティブな反応が出るか観察・確認する
  2. ネガティブな反応が出る前または弱い段階でポジティブな経験をしてもらう
  3. ポジティブな経験を繰り返し少しずつ距離や場所を変える(動物病院の入口や診察室・待合室など)

書いてることはシンプルですが、ネガティブなのかポジティブなのかの反応を見るためには、ボディランゲージを知らなければ見逃してしまいます。

また、ポジティブな経験で活用しやすいのは食べ物ですが、おやつも食べれないほど緊張状態が高いときは、おやつが食べれるレベルまでハードルを下げてあげなければなりません。

このように、ひとつひとつの反応や状況を観察しながら試行錯誤する必要があるため、飼い主さんのちからだけでは大変なこともあるでしょう。

しかし、ボディランゲージを読めるようになれば、ストレスレベルを把握することができますし、それに合わせた対応も考えつきやすくなります。

取り組みも大切ですが、合わせてボディランゲージを読む練習をすることもおすすめします。

犬の動物病院嫌いを克服するまでの時間

暗い表情の柴犬

犬の動物病院嫌いを克服するために取り組みをした場合、克服までどのくらいの時間が必要なのか気になりますよね。

これもどれくらいの頻度で取り組みができるのかや、動物病院に対してどの程度ネガティブなイメージをもっているかなどで変わるため、一概に言えません。

数ヶ月で克服できる子もいれば、1年以上かけてすこしずつ反応がよくなる子もいます。

ですが、正しい取り組みをすれば時間も最短で済むので、一度行動に詳しいドッグトレーナーなど専門家に相談するのもおすすめです。

動物病院・ドッグトレーナー・飼い主さん・愛犬が一緒になって取り組み、少しずつ確実に動物病院嫌いを克服していきましょう。

大切なのは、愛犬にとって動物病院は安心・安全な場所だという約束をすることです。

まとめ

聴診器を当てられながら寝ている子犬

犬の動物病院嫌いはよくあることではありますが、決して仕方がないものではありません。

ポジティブな経験が多ければ多いほど、動物病院に対してのイメージも良いものに変わっていきます。

一生を通してお世話になる場所だからこそ、可能なら嫌いになってしまう前にポジティブなイメージをつけてあげること。

もしすでに動物病院嫌いなのであれば、少しでも緩和できるよう工夫を積み重ねてあげましょう。

難しいときは専門家に相談し、できるだけ状態がひどくなる前に対処すると、時間も費用も少なくて済みます。

動物病院という存在を怖い場所ではなく、愛犬も安心して過ごせる場所になれるような取り組みをしてみてくださいね。

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