犬が「飼い主の帰宅を喜ぶ」理由
「ただいま」と帰宅をしたときに愛犬が出迎えてくれるのは、愛犬家冥利につきますよね。仕事でへとへとになった日であれば、愛犬の嬉しそうな姿に疲れが吹き飛んでしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ただ気になるのが、短時間のお留守番にも関わらず、なぜ犬は飼い主の帰宅をこんなにも喜ぶのかという点です。
そこで今回は、犬が「飼い主の帰宅を喜ぶ」理由について解説します。犬が飼い主の帰宅を喜んでくれるワケを確認してみましょう。
飼い主に会えたのが嬉しいから
犬が「飼い主の帰宅を喜ぶ」一番の理由は、シンプルに飼い主に会えたのが嬉しいからです。
たとえ15分程度の外出でも、飼い主さんと離れたくない犬にとっては何時間もの時間に感じるのかもしれません。
大喜びをするのは、それだけ飼い主さんのことが好きで仕方がないという、嬉しい証拠でもあります。足音もしっかり聞き分けて、飼い主さんがドアを開ける前に玄関先で待機している犬の姿は可愛らしいものですね。
帰ってくるのか不安だったから
いつも世話をしてくれる飼い主さんは、犬にとって人生のすべてといっても過言ではありません。そんな飼い主さんが自分から離れて外出するのは、犬にとって不安で仕方がないのでしょう。
外出する前に見せる犬の悲しそうな表情に、心を打たれる方も多いかと思います。そんな愛犬の顔を見ると仕事に行くのもつらくなってしまいますね。
飼い主と離れて不安を感じたから
犬の多くはお留守番が得意ではなく、飼い主さんと離れると不安を感じやすいです。何度も留守番を経験する犬でも、普段とは違う物音や気配などを感じると、大きな不安におそわれます。
そのため、飼い主さんが帰宅すると不安から解放された気持ちになるのでしょう。だからこそ、飛び跳ねて喜ぶほど感激してくれることもあります。
もし外出中の愛犬の様子が気になる方は、ペットカメラの利用をおすすめします。お留守番中の様子を確認しながら、改善点がないかチェックしてみてください。
早く遊んで欲しいから
遊ぶのが大好きな犬なら、帰宅した飼い主さんに対して「早く遊ぼうよ!」と誘っているのでしょう。喜びのあまり、お気に入りのおもちゃやスリッパなどを口にくわえて持ってくる犬もいますよね。
嬉しくて走り回ったり、吠え続けたりする犬もいますが、興奮しすぎて困っている場合は帰宅後の接し方に注意した方がいいでしょう。
ひとりで寂しかったから
飼い主と片時も離れたくない犬にとって、お留守番はつらい行為になるものです。寂しくて仕方がない状態に耐えきれずに、破壊行動に出る犬も少なくはありません。
退屈しのぎでいたずらをする犬ばかりですが、少し離れただけで犬の様子に異変を感じるときは注意深く観察をしましょう。「不安分離症」という心の病が関係するケースもあるため、お留守番がうまくいかないときは獣医師に一度相談してみてください。
帰宅時に犬と接する際の注意点
帰宅をするたびに愛犬が喜んでくれるのは嬉しいものですが、それに対して飼い主さんも大きなリアクションを取るのは控えましょう。大きなリアクションを取ると吠えたり走り回ったりなど、興奮状態に拍車をかけてしまいかねません。
愛犬の歓迎を喜びたい気持ちをグッとおさえて、一旦冷静になってから家に入りましょう。そして愛犬の興奮が落ち着くのを待ってから、帰宅後のスキンシップに移るのがポイントです。
「おすわり」や「まて」というコマンドでクールダウンできるようになると、愛犬が興奮する前に落ち着かせることができますよ。また、お留守番をさせる際にも、外出を悟られないように冷静に接することを心がけてください。
「行ってきます」などと声をかけると、愛犬をガッカリさせてしまいます。安全に過ごせる環境を整えた上で、スッと出かけるようにしてください。
まとめ
犬が「飼い主の帰宅を喜ぶ」理由について解説しました。
愛犬にとって飼い主さんの帰宅は、何よりも嬉しいことなので大興奮してしまうのでしょう。
ただし、帰宅直後は必要以上に興奮を高めないように、冷静を装う必要があります。
また、犬にとって飼い主さんの外出は特別大きななできごとなので、出かける際や帰宅直後は冷静に対応するようにしましょう。