「大型犬の魅力」とは
ゴールデンレトリバーやシベリアンハスキーなどの大型犬は、小型犬や中型犬にはない魅力がいくつかあります。おそらく、大型犬ならでは…の楽しさや苦労もあることでしょう。
そこで今回は、「大型犬の魅力」について解説したいと思います。
実際に飼ったことがある人にしかわからない長所や飼育前に知っておくべきことなどと合わせて、その魅力に迫ってみたいと思います。「いつかは大型犬を…」と検討している方はぜひ確認してくださいね。
1.大きな体格から感じる存在感
大型犬が家の中にいると、まず感じるのが圧倒的な存在感です。一般的な大型犬は、「体重は25kg以上、体高は60cm以上」とかなり大きいです。
小型犬より5倍以上もの大きな体の大型犬がお座りをする後ろ姿は人間と変わらない大きさで、犬種によっては飼い主よりも大きな体つきをしています。
大型犬の迎え入れを覚悟するまではさまざまな葛藤がありますが、いざ家族になると、とても大きな存在になるのは間違いありません。
2.ダイナミックに触れ合える
大型犬は一つ一つの動きが大きく、じゃれ合うしぐさもボールで遊ぶ行動もすべてダイナミックです。人間が軽く体当たりをしたぐらいでは動じることがなく、むしろ簡単に倒されてしまうほどのパワフルな力を持っています。
まともに相手になるには大きな体力が求められますが、全身を動かしてアクティブに活動をしたい方にはぴったりのパートナーになるでしょう。
3.包容力のある大きな体
たくましい体格を持つ大型犬は、大きな包容力を感じさせてくれます。横に座っているだけで温かい体温が伝わり、体を預けても動じないような安心感も与えてくれます。
人間の大人並の体格を持つため、場合によっては子どもから怖がられることもありますが、大きなぬいぐるみのように抱きつきたくなるサイズ感は大型犬ならではの魅力です。
4.面倒見がいい
すべてではありませんが、大型犬は温厚で面倒見がいいタイプが多いです。実際に、人間の赤ちゃんを見守る大型犬の姿を、SNSでも多く見かけるかと思います。
同居する犬や猫など、ほかのペットを可愛がる大型犬の姿は見ているだけで癒されます。飼い主のこともじっと見守ってくれる犬がいると、心の支えになりますよ。
大型犬を飼育する前に知っておくべきこと
これから大型犬の迎え入れを検討するなら、飼育する前に知っておくべきことがいくつかあります。心得や注意点などをしっかり把握した上で、大型犬の暮らしを実現しましょう。
とにかく体力が必要
イメージする通り、大型犬との暮らしはとにかく体力勝負の毎日です。犬そりを引くほどの力がある大型犬は、散歩で思い切り引っ張られると引きずられてしまうほど危険を伴います。
体力に自信がある大人が責任を持って飼育に当たる必要があり、子どもが簡単に手伝える相手ではありません。犬の飼育経験があり、自分以外にも飼育に関わる家族がいる方がいた方が万全な大勢で迎えることができるでしょう。
飼育代の負担が大きい
大型犬の飼育費用は食費だけで月1万円以上がかかり、病院代なども小型犬に比べて5倍近くかかります。とにかくお金の負担が大きいため、金銭的な余裕がないと厳しいです。
ペット保険やトリミング費用なども大型犬は最も高い金額になりやすいため、その点をあらかじめ把握しておく必要があります。
十分な飼育スペースの確保
体の大きな大型犬を迎え入れる前に、十分な飼育スペースがあるかどうか必ず確認しましょう。また、集合住宅の方は大型犬の飼育を禁止していないか再確認し、大型犬が走り回ることを想定して飼育スペースを確保してください。
車がある方が安心
大型犬を飼育する上で、移動に使える車があると安心です。大型犬はキャリーバッグに入れて持ち運ぶことができないため、移動する際に車がないと何かと不便になります。電車に乗せることもできないため、その点もよく理解しておく必要があるでしょう。
介護の大変さ
どんな犬もいずれ足腰が弱くなったり、病気により寝たきりになる可能性を含んでいますが、大型犬の介護は想像以上に苦労します。簡単に抱き運ぶことができないため、動物病院へ連れて行くのも大変です。
それでも愛情を持って最後まで看取る覚悟があれば、老後を迎えた大型犬との暮らしも受け入れられるでしょう。そのためにも、たった一人で飼育に当たるのはできるだけ避けるべきです。
まとめ
「大型犬」とひとくちに言っても、実にさまざまな犬種や個性があるため一概には言えませんが、圧倒的な存在感や包容力は大型犬ならではの魅力だといえるでしょう。
実際の飼育の現場は、想像以上に大変なことばかりですが、それ以上に大きな幸せも運んできてくれますよ。
これから大型犬と一緒に生活を送ろうと考えている方は、それなりの準備や覚悟が必要ですが、ぜひ一歩踏み出してみてください。そして、大型犬との楽しい生活を実現してくださいね。