飼い主に寄り添って眠ることが好きな犬は多い
犬の中には「眠る時は飼い主さんの隣で」と寝室までついてくる犬も少なくありません。犬にとって飼い主は最も安心できる存在なので、一番無防備になる就寝中は飼い主の隣で過ごしたいと考えることはごく自然です。
そんな添い寝好きな犬たちは、いつも決まった飼い主の身体の部位に頭を乗せたり、体を密着させるように眠ったりする犬も多くいます。
実は、犬たちには飼い主の身体の部位の中でも、「特にここが寝心地がいい!」「安心して眠れる」と感じる部位があるようです。
こんな行動を見せたら「寝心地最高」と感じているサイン!
以下のような寝相で眠っているときは、犬にとって寝心地が良く安眠できているサインです。
- 脱力している
- 仰向けに眠っている
- 緩く丸まっている
もしも飼い主に密着するように以上のような寝相を見せているときは、飼い主と一緒に眠っているからこそ安眠できていると考えられるでしょう。
犬が安心して眠れる『飼い主の身体の部位』4選
では、犬にとって飼い主の身体の部位の中で、どの部位に体を密着させていると安心して眠れるのでしょう。皆さんの愛犬はよくどの部位に体を密着させてきますか。
1.膝
膝の上に頭を乗せたり、胴体丸ごと乗せたりして眠る犬は多いです。就寝する際はもちろん、ちょっとした休憩に飼い主がソファでくつろいでいる時などにも見られることがあるでしょう。
犬は野生時代に群れで行動していた頃、仲間と体を密着させてお互いに別の方向へ注意を向けながら眠っていたと考えられています。その頃の習慣が今も残っており、飼い主の足元に眠ることでお互いに身を守っている安心感を得られているという説も。
2.お腹
眠っていると愛犬がお腹の上に乗ってきたり、顎を乗せて眠ったりすることはありませんか。ちょっと寝苦しいと感じる人もいるでしょうが、犬にとっては飼い主の体温を程よく感じられる寝心地のいい場所です。
お腹の柔らかさと飼い主の体温の温もりを同時に感じられるので、お腹の上を選ぶ犬は少なくありません。特に安定感があり横幅もある男性のお腹の上を好む犬が多いようです。
3.胸
胸元は心臓の鼓動を感じられる部位でもあり、飼い主の匂いを強く感じられる部位でもあります。そのため、犬にとっては最も安心感を得られる部位とも言えるでしょう。
また、胸に抱かれるようにして眠っている時は、飼い主の顔も近くにあります。飼い主の顔が近くにあることで、より寝心地の良さや安心感を覚えていると考えられます。
4.腕
腕枕のように飼い主の腕に頭を乗せて眠る犬もいます。ちょうど犬の枕に良い幅と高さなので、寝心地がいいと感じているのでしょう。
また、飼い主の顔が隣にあるため、目を覚ますとすぐに飼い主の顔を見ることができます。なおかつ、呼吸音を近くで感じながら眠れる安心感もあり、犬にとっては最高の寝場所です。
まとめ
犬によって安心して眠れる『飼い主の身体の部位』は異なりますが、今回紹介した部位は特に多くの犬に人気です。
「犬と一緒に寝てもいいの?」と不安になる方もいると思いますが、分離不安などの症状が見られなければ、特に問題はありません。衛生面だけ気をつけて添い寝してあげましょう。