新しいベッドやおもちゃを嫌がる犬は多い
飼い主が良かれと思い、愛犬のために買って帰ってきた新しいおもちゃやベッド。しかし、いざ手渡してみると微妙な反応をされたり、プイッとそっぽを向いて使ってくれないという体験談は多く寄せられます。
元々警戒心の強い犬たちはベッドやおもちゃをはじめ、「新しいもの」に対して警戒心を抱くことが少なくありません。
そのため、新しいおもちゃやベッドを手渡しても最初は使わず、遠くからじっと見つめて観察していたり、そのまま使ってくれないことも多いのです。
使ってくれない…犬が『新しいものを嫌がる』心理4選
なぜ犬たちは『新しいもの』を毛嫌いするのでしょうか。ここではその心理をご紹介します。
1.見慣れないものに警戒している
新しいものを嫌がる犬の多くは、今まで家に置かれていなかった見慣れないものが突然自分の前に現れたことに困惑していることが多いでしょう。
元来警戒心の強い動物である犬たちは、見慣れないものや嗅ぎ慣れないものに対して、警戒心を抱きやすいです。そのため新しいベッドやおもちゃ、ドッグフードに対しても警戒心から近寄らないケースは多くあります。
2.前から使っているものに親しみを感じている
ベッドやおもちゃの場合、前々から使い続けていて親しみを感じていたり、お気に入りのものを持っている犬も多いでしょう。
前から使っているものに並々ならぬ親しみや愛着を持っている場合、新しいものを買ってきても興味を示すものの使わず、前から使い慣れているものを選ぶ犬も多くいます。なぜならば、使い慣れている方が安心感があり、使い勝手も良いからです。
3.使い方がわからない
新しいベッドやおもちゃを差し出しても不思議そうな表情をするだけで、使おうとしない、困惑した様子を見せるといった犬も多いですよね。
その場合は、目の前に差し出されたはいいものの「どのように使えばいいのかわからない」「そもそも何かわかっていない」という犬が少なくありません。
使い方を教えてあげたり、少しずつ前のベッドと同じように使わせることで馴染ませていくと、使ってくれる可能性が上がるでしょう。
4.使い勝手や仕様に不満を抱いている
そもそも前から使っているものの方が愛犬にとって使い勝手が良かったり、新しいベッドやおもちゃの使い勝手や触り心地が悪いと感じている場合は、不満を抱いているため使いません。
例えば、サイズが合っていなかったり、寝転がった時に居心地の悪さを感じていたり、噛んだ時に鳴る音が苦手だったり…。犬はさまざまな理由で苦手意識を持つことがあります。
新しいベッドやおもちゃを使ってくれない時の対処法
新しいベッドやおもちゃを使ってくれない時は、焦らずゆっくり愛犬の生活に馴染ませていくことが大切です。
- 犬が馴染みやすい匂いを新しいものに染み付けてあげる
- 愛犬が好きな手触りのものを選ぶ
- ベッドなどは愛犬のサイズに合うものを選ぶ
ベッドの場合は、今まで使っていたベッドに敷いてあったマットやブランケットを新しいベッドに敷いてあげたり、お気に入りのおもちゃを入れておくことで、少しずつ自分の匂いが新しいベッドに染み付き、使ってくれるようになることも。
また、愛犬が好きな手触りのものを選んだり、口のサイズに合ったおもちゃや体に合ったサイズのベッドを選ぶことも重要です。
まとめ
いかがでしたか。社交的な子や好奇心旺盛な子が多い犬たちですが、元々は警戒心の強い動物であることは変わりません。まずは新しいものを少しずつ馴染ませて、警戒心を払拭するところから始めましょう。