温厚で穏やかなわんこの行動や仕草
1.そっと寄り添ってくる
わんこと言えば「かまってちゃん」な子が多く、飼い主さん家族に対しては激しくアピールしてくることもしばしばです。ですが温厚で穏やかな子は、ことさらに自分の存在を訴えてくるのではなく、みんなが集まっているところに何げなくやってきて何げなく一緒にいます。
飼い主さんがソファに座ってくつろいでいたりベッドに寝転がっていたりすると、その隣にそっと寄り添って一緒に休んでいることも。そんな控えめな態度がかえって愛おしく感じるものです。
2.喧嘩を仲裁する・慰めてくれる
わんこは野生の頃に群れで暮らしていたことから、仲間との関係性をとても重要視します。仲間同士の関係が悪化して群れが崩壊してしまうことは、すなわち狩りの成功率が下がることであり命にも関わることだからです。
そのためわんこは徹底した平和主義で「いつも」と違う状態を嫌います。家族が喧嘩をしていると間に入ってオロオロとしたり、仲を取り持とうとするような仕草をしたり、泣いている家族を慰めるような行動をとるのはそのためです。温厚なわんこは特にこういった行動をとることが顕著に見られます。
3.はしゃぎすぎない
わんこと言えば天真爛漫にはしゃいで遊び回るものですが、温厚で穏やかな子の場合はあまりはしゃぎすぎません。
例えば家族が帰ってきたときのお出迎えでも、やんちゃな子が猛ダッシュで駆けつけてしっぽをちぎれんばかりに振るのに対し、温厚な子はゆっくりと近づいていって穏やかに嬉しさを表現してくれます。
性格が優しい犬種
1.ラブラドール・レトリバー
ラブラドール・レトリバーといえば、多くの人が「盲導犬」を思い浮かべるのではないでしょうか。ハンディキャップを抱えた人に寄り添う賢く優しい犬のイメージが強いですが、まさに温厚で優しい子が多い犬種です。
2.ゴールデン・レトリバー
長く艶のある被毛がエレガントなゴールデン・レトリバーは、その見た目の通りに穏やかな犬種。大型犬ならではの余裕で、小さな子どもにも優しく接してくれます。
3.キャバリア・キングチャールズ・スパニエル
気高い名前を冠したキャバリアも、優しく人懐こい性格の子が多い犬種です。ヨーロッパの王侯貴族に寵愛されてきた歴史がそうさせているのかもしれません。
4.パグ
パグは鼻がペチャっと潰れた「ぶさかわ」な顔立ちで愛されていますが、警戒心が弱く温厚な性格の子が多い犬種でもあります。小型犬で飼いやすく、見た目でも性格でも癒しを与えてくれますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?温厚で穏やかなわんことの暮らしは想像しただけで幸せな気持ちになりますよね。ただ1つ覚えておきたいのは、どんなに温厚で穏やかな子であっても子犬の頃はやんちゃなことが多いということです。
どんな子でもしつけを身につけたり、年齢を重ねることによって徐々に落ち着いてくるのであって、最初から穏やかで手のかからないわんこを期待するのは危険かもしれません。
愛犬をどのような性格の子に育てるかは、その子の持って生まれた性格だけではなく飼い主さんの育て方やしつけ方も影響するということをぜひ忘れないでいてください。