犬がする「ツンデレ」行動
犬の中で「ツンデレ」の代表と言えば、柴犬でしょうか。気まぐれで、猫のような性格だと表現されることもあるほどです。
しかし実際は柴犬だけではなく、どんな犬種にも、どんな犬にも、ツンデレなときがあります。
そこで今回は、犬がする「ツンデレ行動」と、その行動の意味を解説しますね。
1.お見送りやお出迎えをしない
飼い主が出かけるとき、お見送りやお出迎えをしないのは、犬がするツンデレ行動です。
愛犬は飼い主のライフスタイルを把握しているため、家を出る時間・お留守番している時間・帰宅する時間は(大体これくらいだろう…)ということも把握しています。
規則正しい生活を送っていらっしゃるのではないでしょうか。その規則正しさが、愛犬を不安にさせることなく、安心してお留守番することができているのでしょう。
お見送りをしなくても、お出迎えをしなくても、飼い主の自分への態度や愛情が変わることもないということを理解しているのだと思います。愛犬を不安にさせないことって大事ですよね。
愛犬がお見送りやお出迎えをしてくれないときも、大袈裟に振る舞ったり悲しんだりせず、「落ち着いて過ごしてくれてよかった」という態度でいてあげるとよいのではないでしょうか。
2.ひとり分ほどの距離を空けて隣に座る
飼い主がソファーや床に座っているとき、ひとり分ほどの距離を空けて隣に座るのは、犬がするツンデレ行動です。
犬にとって、飼い主の存在を感じるための十分な距離なのです。
愛犬がソファーや床に座っているとき、体が触れるほどの近距離に飼い主が座ろうとすると、サッと移動してしまうことがあります。
今はスキンシップをする気分ではない、ということなのではないでしょうか。
飼い主にベッタリな甘えん坊タイプの犬もいますが、独立心や自立心が高く、飼い主との距離感を保ちたがる犬もいます。
体も心も適度な距離感を保ちつつ、愛犬に性格に合わせたスキンシップやコミュニケーションができるといいのかな…と思います。
3.ドッグランで飼い主を放置する
ドッグランで、他の犬との遊びや他の人への挨拶回りに夢中になり、飼い主を放置するのは、犬がするツンデレ行動です。
自分がどんなに自由奔放に遊び回っても、遠くから飼い主が見守っていてくれることを分かっており、安心していられるのでしょう。
飼い主がお手洗いに行くために外へ出ても全く気にしません。ちゃんと戻って来る、自分を残して帰ったりしない、という信頼があるのでしょう。
逆に飼い主のことばかり気にしていたり、飼い主が外に出るとキャンキャン鳴いて騒いだりする犬は、不安や緊張があり、ドッグランを楽しめていないかもしれません。
4.呼んでも耳を向けるだけで見ようとも来ようともしない
愛犬を呼んだとき、無視をされたことがあるでしょうか。飼い主の声がする方へ耳を向けるものの、飼い主の方を見ようともしなければ、来ようともしないのは、犬がするツンデレ行動です。
そんな愛犬の様子を見に行ってみると、目を閉じて寝たふりをしているような態度を見せることもありますよね。
大きな反応や飼い主が望んだ反応は見せないかもしれませんが、耳を向けるなどの小さなサインを見せてくれているはずです。
ちゃんと聞こえているよ、私のことは放っておいても大丈夫だよ、飼い主の時間を過ごしてね、という気遣いのサインかもしれません。
あまり反応を示さないときは、声をかけたり様子を確認したりせず、放っておく時間があってもよいのではないでしょうか。
まとめ
犬がするツンデレ行動を4つ解説しました。
- お見送りやお出迎えをしない
- ひとり分ほどの距離を空けて隣に座る
- ドッグランで飼い主を放置する
- 呼んでも耳を向けるだけで見ようとも来ようともしない
我が家のポメラニアンは99.9%デレデレなタイプですが、年に数回はツンツンした態度のときがあります。
季節の変わり目、寒暖差が激しいとき、換毛期のとき、ヒート中など、体と心に負担やストレスがかかりやすいタイミングなのではないか、という気がしています。
あなたの愛犬にもツンデレ行動をする深い理由があるかもしれません。